◆ ゾーンターク海賊団 ──ゾーンタークとは、ドイツ語で〝日曜日〟を意味する。由来は現在のクルー達を拾い船に乗せた元船長、ニゲルゲ・ブラルゾッグという海賊の教えに寄るもの。
「 海賊だろうと山賊だろうととどのつまりは人間よ。海賊極め込むのも結構だが、暴れ回ンのは人様が休息取ってる週末くれェにしときな餓鬼共。 」
後に、70億の賞金首を掛けられていたニゲルゲ・ブラルゾッグは海軍の最高戦力により亡き者となった。脅威の戦力を誇り、恐れられていたゾーンターク海賊団だが船長を失った一味は今迄の煩いくらい活気的な雰囲気の面影を残して居なかったと、その場を目撃した海兵は語る。
そして、×××年。かつて副船長を勤めていた若頭が船長となり、ふたたびその海に現れたのだった。その圧倒的戦力から過激派の海賊達から恐れられる存在となったが、彼等は飽くまで穏健派。事が起こるのは何時も通り、週末のことだった。
>1-4 :暫しお静かに!