>ルイン様 (小さな子供の言い訳を聞く大人のように、はいはい、と緩く頷くだけ。暫くそうしていたのだけれど、諦めたようにスープを口にした主人がコーヒーとは違った動きをするものだから、口に合わなかったかと…そうではなかったらしい。安堵と同時にやって来たのはいたたまれなさ、すぐに塞がるはずもない腕の傷を思い出したように僅かに眉を寄せ、ああ…余計なことなどしなければ良かった) ああ…ハーブとバターですよ