ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>ルイン様
(冷たい手が服へ伸びていく、ネクタイがリボンのように緩んで…もう僅かに凹んで残っただけの過去の噛み跡は、所有印にしては、あまりに禍々しい。主人の視線が這って過去の食事をなぞられることが、あの日のはしたない自分の言葉を思い出させるようで羞恥から目に涙が滲んだ。見ないで欲しい、ただ雑に噛み付いて、ただの食事だと教え込んでくれたならこんな思いはしなくて済むのに。強く目を閉じて、主人を視界から消して小さく震える、主人から与えられる痛みが嬉しい…だから、主人もこの犬しか要らないと泣けばいい。小さく囁かれた言葉に「っ、」と小さく肩を揺らす…なんだか悔しいので声を上げたくはない、自身の指を噛むように唇に押し当てては、足先を主人に絡めて挑発するように小さく笑って、)
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