ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>ルイン様
(逃げてしまえば、きっと朝が来て、主人は眠って、こんな狼の血なんて不要だと…不要だと言われるのは、少し、辛い。首筋に触れた手に動きを止めて、震えそうになる身体を押さえつければその手に自身の両手を伸ばし、擦り寄る様に顔を寄せ。狼としては自分が獲物になるだなんて心底嫌で仕方が無いのに、執事としては、犬としては…嬉しい、もっと触れて欲しい、褒めて欲しい、強欲なのは狼の性だ。癖になるような痛みも好きだ、怖いのは…散々甘やかされた自分が、過去の餌と同様にいつか捨てられること。こちらから求めるなんてはしたない真似は二度としたくない、けれど主人にはこんな狼を求めておかしくなって欲しい、二度と逃げられなくしてしまいたい、)
分かりませんよ。何が欲しいのか、仰ってください…必ずご用意して差し上げましょう
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