ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>シャーリィサ様
(/この度は素敵な娘様を当屋敷にお迎えさせていただけること、心より嬉しく思います!不備など御座いません、どうぞ宜しくお願い致します…では、引き続き絡み文をお待ち申し上げます!)
>ルイン様
_畏まりました。すぐにお持ち致します
(立ち上がりつつ、ふいに捉えた双眸は、落胆の色を含んでいた。その事実に驚いたのは、目の前の主人がその行為を拒絶するつもりがなかったのだと知ったからだ。随分と、執事としても、犬としても踏み込むことが許されたものだ。あまり近付いては食われると、習わなかったのだろうか?狼は狡賢いと。普段通りを装う主人、その冷たい手に手袋を嵌めていない自分の手を伸ばし掬うように触れようとすれば「最後に…貴方様が望むのなら、私は命でさえも捧げます。お忘れではないでしょう?命令してくだされば、それで良いのです」、その冷たい手の甲に、唇を落とすように顔を伏せ)
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