ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>シロ
(髪や頬に熱い息がかかる。思わず目を細めてしまう。もっとがっついてくるかと思っていたが存外彼女の中の理性は保たれていたようだ、と勝手に思いこんでは背中に回した手をするりと滑らせるように撫でて。彼女の顔が首元にあるため表情が見えないのが惜しい。おそらく普段の冷静な瞳も、主人相手にからかうような笑みを携える口元も今はないのだろうけれど。そして、どうやら肉を食い千切られることはなさそうだ。首元を噛んで血をすするとは吸血鬼のようだと思い。最後には、トドメと言わんばかりの甘い声。)
──いいよ。おいで、シロ。
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