>芙美様 おや、私を揶揄うなど意地悪をなさったおつもりでしたか…では、先に私が見つけたおはぎの在処はお伝えにならなくても? (髪に通った指と薔薇の色の快諾。微かに伝わる温度は自分にも他の主人にも無いものでどこか不思議な感覚だ…が、微かに曇った表情と先程そもそも自分が声をかけられた要件を思い出すと姿勢を正し、小首を傾けて問うて。残念ながら優しい執事ではないのだ)