(初夏の夜風が少し伸びた髪をさらりと揺らし。がらにもなく手にしたワインは食堂からこっそりボトルごと拝借したもので。窓辺にもたれかかって月を眺める、狼でもないのだから牙が疼く筈もないとぼんやりグラスを傾けて ( / お久しぶりです、また絡んでいただけると嬉しいです。