>シロ殿 いやぁ、華には詳しくなくてのぉ……椿かぁ、あれも良い花じゃぁねぇ。 (こっそり植えてみようか……等と、密かに企んで居たりもするのだが、月明かりの降り注ぐ庭に降り立つと、月を見上げてため息を漏らす。 「月を肴に一杯……いや、先ずは仕事じゃの」 ぱちり、ぱちりと薔薇を摘み取りながら、仕事終わりの晩酌に思いを馳せて)