>ユタ …聖なる夜に惰眠を貪る居候、夢はそのまま悪夢に変われ (出ていこうとすればすぐにでも出ていけるはずの悪魔が居座る理由なんて空腹しかないのだろう、と勝手に思ってはいるが規則正しく揺れる背中に恨みっぽく呟いてはソファーの背もたれに頭を乗せ天井を仰ぐ。異様な程の空腹はいつもの事、生肉なんてこの屋敷に滅多にくるものじゃない。人間の魂と同じように貴重なのだ)