ただいま食事中につき

＞シロ
ああ、とっても優秀で忠実だ。なにかご褒美を考えないとね。
（体力を消耗したせいか、幾分毒が抜けている悪戯な言葉に安堵したのはここだけの話。彼女の体力を気にしていたがまだ喋る余裕はあるようだ。彼女が指先で触れる痕は確かに所有の印のようで、首輪という言葉の響きが支配欲を満たしていく。それでいい。首輪をつけた飼い主にだけ尻尾を振ればいい。しかし彼女は他の者にも仕える身分。独り占めはできない。甘い声で囁いた後、ちょっと冗談っぽく笑って見せて。）
それでいいんだよ。……なんて。