>シロ そう、二回目でちゃんと起きたんだから。 ああ、そうだね……眠気覚ましに温かいコーヒーでも飲もうかな。 (開き直ったかのように返答してやれば、頬杖を突いて燭台の火に視線を向け。ゆらりゆらり、と揺れるそれは眺めているだけでも眠気を誘うものがあった。 少々の間を置いてからふと掛けられた声に顔を上げればコーヒーを注文し、次いで「角砂糖は一つだけ入れて」と付け足して。)