ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>アデル
そういうものかなあ。
(自分を傷付けた存在を滅茶苦茶に壊して痛めつける、それでしか埋められない心の裂け目のような物があったっておかしくない、そんな事を考えながら彼女の意見に賛成でも否定でもない、どっちつかずな相槌を。少なくとも彼女の献身的な働きぶりは、そうでしか自身の存在理由を証明できない空虚な羽ばたきにしか見えず、掃除をする動きもダンスの無意味な振り付けのようだと
>フレア
…ひとつ貰う。
(優美な微笑みに、古い話に出てくる怪鳥も人を何処かへと攫っていくのだっけ、と思い出す、自分の決して良いとは言えない性根は棚にあげ、彼女の醜悪な台詞に眉根を顰めて。そうはいってもご馳走はご馳走、この屋敷のご主人様達の耳障りになるような汚言を垂れ流す生き物は処分せねば、なんて抱いた事もない殊勝な心がけを、自身の影が言い訳のように囁いた
>レーク
俺はただの居候だからね、
(食堂の卓につけば、不思議そうな表情を浮かべてこちらへと振り返る相手に少しおかしそうな表情を浮かべて。主人と同じテーブルに座るのはご法度、というルールが使用人にあるのかないのか知らないが自分はただの居候で、軒下に住み着く野良猫と同じ。気を使うつもりも、使われる権利もないのだからと柔らかな笑みを浮かべる癖に座っているのは上座の特等席
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