ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>アオイ
……おはよう、アオイ。悪いが今はあまり食欲がなくてね、用意はしなくていいよ。
(ふと部屋に響いたリズムの良いノック音と次いで聞こえてきた青年の声に、はっと我に返ったように顔を上げて。そしてたっぷり一呼吸分の間を置いてから、出来る限りいつもの声色と落ち着きを装って扉の向こうの青年に声を掛け。未だに表情はぎこちないものであろうが、相手がすぐに部屋の中へ入ってくるタイプの者でないことが救いだっただろう)
ああ、そうだ。君に時間があるなら俺の身支度を手伝ってくれるかな。まだ寝惚けていて辺りが良く見えないんだよ。
(/お久しぶりです!おや、そうだったのですか! 今後もどうぞよろしくお願いします~!)
>リア
……心配してくれるのは嬉しいけれど、せめてノックぐらいしたらどうかな、リア。
(俯き気味で暫くぼうっとしていると、扉の方から少女の声が聞こえてきたことに反応して顔を上げ。自分がどんな顔をしているのかは分からないが、恐らく穏やかなものではないだろう。恐らくは相手に掛けた声もまた――と、そこまで考えれば目を伏せ再び溜め息をついて)
(/ただいま帰りましたー!こちらこそよろしくお願いします!)
>シロ
おはよう、シロ。悪いね、目が覚めた時からこんな感じだ。
(静かに開いた部屋の扉とそこから感じる気配に顔を向けて様子を伺っていると、間もなくして視認できたのは忠実なる使用人の姿。しかし彼女はこちらの気を感じ取ったのか、何とも言えない笑みを浮かべて立っていて。その表情、その仕草の一つひとつを見る度に腹の中で何かが強く渦巻く。相手に掛ける言葉は普段祖さほど変わらないとしても、自分が向けている視線は正しく吸血鬼の"それ"であろう)
(/ただいま戻りました!わーい、ペラペラの紙さんだー!こちらこそ、またよろしくお願いしますね!)
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