ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>シロ
(着いた手の平さえ沈むシーツの上、動く度に寄せる皺が波の満ち干きを思わせては白い海の上にいるような気さえしてくる。この使用人も、波のように近付いては離れてを繰り返しているように見えたものだ。その彼女から提案されたのは、たしか以前同じようなことを求めた時に意味があるものだからと事に至らなかったもの。僅かに伸びる牙、舌だけになど彼女を前にしてそんな器用なことができるだろうか)
──シロにしては名案だ。お陰で今体温が上がる感覚がしたよ。でも、お前はその意味を解って言っているのかい?
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