>シロ (絞り出すような声に対称的なほど緩んだ笑みを浮かべ、執事の頬に自分の頬を擦り寄せ。今日の彼女が普段よりも様々な表情を見せてくれるのは、あの空に浮かぶ月のせいにでもしておこうか。血で汚れたシャツの袖を捲り、まだ血が充分に止まっていないそこを舌で舐め上げようと口を寄せて) …随分可愛らしい事をしてくれるね。痛かっただろう。