嫉妬深い年下×世話焼き鈍感年上【非募】

…いや？( 涙目で押されると慌てて離れ、そんなに嫌だったのかと気分はすっかりブルーになりどよんとした寂しそうな顔で首を傾げて尋ね。どうせ嫌だったと帰ってくるのだろうと思うとむす、と頬を膨らませるも反省をしているようで。)
はい。あ、でも怪我は先輩に治療してもらいたいから最低１日は必要。
( いい返事をしたものの手当をしろということに関してはキッパリと断り。コートの端に避けた相手に、ちょこまかしてかわいいとうっとりして手を振るとコーチに怒鳴られあからさまに嫌な顔をしながら練習を始めると昨日喧嘩を売ってきた先輩がフェンス越しに覗いている姿を見て軽く舌打ちをかまして。)

い、いや、そういう事じゃなくてさ！！その、は、恥ずかしい、し、な、慣れてないから、なんか…(しょんぼりしてしまった相手を見て慌てて違うと言い首をぶんぶん横に振り手も胸の前で振って。慣れていないため何度もされると恥ずかしくて耐えられないと真っ赤になっては恥ずかしさで声は小さくなりモジモジと指を動かして、ちらっと相手の様子を伺うように見て)手当てはしてあげるけど、怪我はなるべくしないこと！！約束！(看病してもらおうと大怪我をしてきそうで慌てて約束を取り付けようとして。ふと手を振られるも両手でかごを持っていたため笑顔で答え、その後すぐにコーチに怒られる相手につい苦笑いが零れて)ん？誰だろ…？あれ隣のクラスの…(相手の視線がフェンスに向かいあきらかに不機嫌そうにした相手の様子にキョトンとすればそこにはあまりいい噂を聞かない隣のクラスの生徒が数人。ふと視線があってしまえば彼らに手招きされてしまい周りを見るも自分しかおらず少し駆け足で近寄って)

わかりました…でも、キスに慣れ無くていいです。かわいいから。
( なるほどそういうことか、と納得したらしくしょぼくれモードから解き放たれては恥ずかしそうにモジモジとする相手と目が合えば上記の言葉を伝えてやんわりと微笑みを浮かべて二、三回軽く頭を撫でて)
なっ…わ、分かりましたよ
( 考えが見抜かれたと思い声を発してしまうと渋々受け入れ、相手の小さい小指に自分の小指を絡めて子供ながらの約束を交わして。練習中、相手があの先輩の方へ行く姿を見かけてから集中出来なくなったのか小さなミスをいくつもしでかして挙げ句の果てスタメンメンバーに、相手があの輩と話し込んでると言われると練習を抜けてベンチ周辺で筋トレを始めて)

その内慣れるから…(頭を撫でられると子供扱いされていると思いむすくれて拗ねたように言って。渋々ながらも約束してくれる相手に嬉しそうに笑い返して)あ、そうなんですね〜！(呼ばれて少し怖がるも相手の話をしたいと言われ同じマネージャーの子に少し抜けると言って話して。相手のことを色々と話してくれてつい話し込んでしまい、少し疑ってしまっていたことを素直に打ち明ければ申し訳なさそうにして。身長は明らかに向こうの方が高く頭を撫でられたり頬を触られたりするも危機感はなくどうしたというように首を傾げるのみで)

…やっぱり慣れないように我慢します、キス。
( すねてしまった相手の顔を少しかがみ見つめては優しくぎゅっと抱きしめて、ふと考えたことをそのまま口にして決意し)
っ…俺の麻湖になにすんだよ。
( もうそろそろ会話も終わった頃だろうと再び練習に参加していた所、明らかに異常なスキンシップを行う姿を見てプツン、と思考を停止しては相手に触れる先輩の顔面にシュートを放ちボールを取りに行くやいなやいつもよりドスの効いた低い声で威嚇し)

我慢しなくていいよ！俺慣れるから！！(相手に我慢させるのは忍びない！と、ぐっと拳を作って言うも、なかなか恥ずかしいことを言っていることに気付いておらず)わっ、祐理くん？(話していた男の顔にボールが思いっきり当たればビクッと肩を揺らし驚き、相手のいつもより低い声に驚くも自分の名前を呼び捨てで呼びれたことにドキッとして。すぐに正気に戻れば「先輩だから！！祐理くん謝って！？」と、アワアワと慌てながら言って。鼻血を出して尻餅をついている先輩に近寄れば大丈夫ですか？と駆け寄ろうとして)

先輩…。はぁ、キスしていい？
( 恥ずかしい事を軽く言ってのける姿に、気がついてないんだろうなぁと思いながらうっとりした顔で見つめながら頬擦りをして)
麻湖、離れて。お願い。
( 駆け寄ろうとする相手の肩を後ろにグッと押し、尻餅をつく先輩を放っておき周りの先輩を見渡しながら相手を守るような形でキッと睨みコーチや部活メンバーにやめとけ等言われているにも関わらず相手絡みになると喧嘩腰になり胸ぐらをグッと掴まれても一切怯むことなく無言で見つめて)

…い、1日1回まででーす…(またされると思うと真っ赤になり視線をそらして自分の口の前で指を交差させてバッテンを作って言って)なんでそんなに怒ってるの？(相手の行動にキョトンとしてされるがまま後ろに下がるも訳が分からず尋ね。相手が胸ぐらを掴まれているのを見ればさらに訳が分からず、異変に気づきメンバーやコーチが近づいて来て、相手が殴ったりしたらメンバーから外されたり最悪部活停止になったりするかもしれないと思えば、胸ぐらを掴んでいる人の手を握り離してほしいと説得して)

でも今慣れるって言いました。
( ぶすぅ、とし返すようにこちらが拗ねたような顔をしながらバッテンを作るその指に軽くリップ音をたてながらキスをするも納得の行かない様子で肩をすくめて)コイツらが麻湖目当てだから。麻湖に触ったから。俺のなのに。( 離してくれと説得する相手に聞こえるようにゆっくりと口を開きそう告げては余裕の笑みを浮かべて。それが気に食わなかったのかこちらが一方的に数発殴られるとコーチが近づいてきたこともあってか足早に立ち去って血の味のする口元を拭いながら軽く頭を下げ何事も無かったかのようにグラウンドへ戻ろうとして)

うあ、お、俺の心臓が持たないから、勘弁してください…(拗ねた相手が子供っぽくて少しホッとしてクスクス笑うも指にキスされるとドキッとして、真っ赤のまま相手の肩に頭を押し付けて言って)違うからね！？祐理くんの話聞いてただけだから！(全く違う解釈をする相手に驚きツッコミを入れてしまい。相手が殴られれば何も出来ずに「ヒッ！」と、引きつった声が漏れて涙目になってしまい。相手は何事も無かったかのように戻ろうとするも腕を掴んでコーチには「少し抜けます！！」と、涙目のまま言えば何かを察したのか了承してくれ、相手の腕を掴んだまま部室まで連れて行くも体は震えていて)

ふふ、かわいいです
( 己の方に顔を押し付けられると満足げにそう呟いて頭を数回撫でてから相手からは見えないように照れた笑みをうっすらと浮かべて）そんな事ない。必要以上に頭も頬も撫で回されて…( 殴られたところが痛む中でも自分の心配など無く、よりによって嫌な奴に触られた、と苛立ちを隠せない様子でいて。半ば強引に連れられた部室へ入りどうしたのか訪ねようと思うが身体を震わす姿に肩を竦め控えめに名前を呼んで)

う、うるさいな〜…大体俺を可愛いなんていうの祐理くんくらいだからね？(撫でられれば無意識に気持ちよさそうに目を細めて、苦笑いしながら言えばそろそろ離れようと相手を押して)弟みたいって言われただけだよ？(鼻血を出した相手には弟がいるらしく身長も自分くらいで似ているらしく触れてきたようで、その男の本心は相手の言う通り自分を狙ってのものだったが全く気付いておらず。相手に名前を呼ばれれば不機嫌そう「…なに」と、答えて救急箱を取ってくれば傷の手当をし始めて)

先輩は世間を知らないだけです、みんな言ってるから。
( 目を細めた様子にきゅん、とせるも自我を保ちながら話し。敵が多いこちらにとっては知らない方がいいのだろうが、と思いつつ少し押されれば渋々離れて。)あんな奴に弟が居るなんて有り得ない。それならもっと正しい道歩いてるよ。( 純粋、と深くため息をつくもそんな所に惚れたんだよなぁと思うと無意識にうっとりした顔でながめておりそれで時々こういった喧嘩に巻き込まれるのも仕方ないとしてきたもので。)…自分の事、理解しておいた方がいい。麻湖は可愛い、大袈裟に言うんじゃなくて本当にそう。だから優しい所をつけ込まれる( 手当をしてくれている不機嫌そうな彼に優しくも厳しい言葉を投げかけて「今度俺がいない所であったら…」守ってやれない。と言掛けるも何か自制をきかしたかのように押し黙り。)

いやいや、祐理くんにしか言われたことないから！！(本当に言われたことがないためブンブンと首を振って)自分のことくらい理解してるし…また、そういう事言う…(相手の言葉にそこまで言うか〜と相手のいうことを信じておらず、苦笑いしか出てこなくて。相手に可愛いと言われれば言われなれたからかはぁ…とため息をついて軽く流して。「大体俺は優しくないし、祐理くんがそう思ってるだけだから！」と、拗ねた顔のまま言い放って、傷を消毒して絆創膏を貼ってやればパンッと軽く叩いて。救急箱を直しに行こうとするも相手が何かを言いかけキョトンとして振り返れば「なに？」と戻りじっと相手の瞳を見て尋ねて)

佐伯も言ってます。俺には。
( 首を大きく振る相手から目を逸らし相手と同じクラスのサッカー部員の名前を上げて、口を尖らせながら「羨ましい。俺の麻湖をとりやがってって言ってました。」と真実を述べて。)…俺の意見をかたくなに否定するのなら試してきたら？( こちらを見つめる姿にいつもと違った冷めた目つきを送ればそんな事を言い放ち。怪我の手当はして貰ったので部室から出ようとドアを開けてから「俺の事謝りに行って後悔すればいい。身を以て体感してこれば。俺は止めない」そう言い残して普段通りの練習へ参戦したようにも見えるが頭の中はモヤモヤしていて。)

そ、それは、小動物的なとかだろ？ちょこまか動くから…(クラスではお昼も一緒に食べ移動教室も一緒な彼にそう思われてたとはと驚くも彼は動物が好きなのを思い出して視線を泳がせながら言って)え？あ、(相手のいつもとは違う態度にビクッと怯えるも冷たい視線と言葉で遠ざけられると待ってだとか置いてかないでだとかかけたい言葉はあるのに口の中が一気にカラカラ中なって口をパクパクとさせるだけしかできなくて。手を伸ばすも相手は行ってしまって自分が言い返したから怒ったのかなと悲しくなってくれば涙が滲んできて)

ちゃんと恋愛的な目線で見てましたよ、アイツ。卒業したら告る気だったらしいです。
( 目を泳がせながら言うところを見れば手は出されてないんだな、と安心し頬に触れながら少し心配そうにまゆを潜めて見つめてはなんとなく柔らかく微笑み)っるさい。俺の言う事信じて貰うために言った。仕方ないだろ。( 休憩時間、急に距離をとった仕草と相手が泣いていたことからメンバーにやいやいと文句を言われると痺れを切らして言い放ち悔しそうにグッと眉を顰め「今のままじゃ俺、先輩を守れない。信じてもらえてないから」とだけ零すと珍しく感情的に自分のロッカーを蹴りロッカーを凹まして)

そ、そうなのか？(普通の友達としか思っていなかったため、これからどう接していいの分からなくなりどうしようと考えてしまって)ウジウジしてても仕方ない、かあ…よし！頑張ろう！！(話しかけようとしても避けられてしまい、少し考えればこれもいい機会かもしれないと改めて思い。相手に心配ばかりさせていることが分かったため解決策は自分が強くなればいいのだという結論に至り。そうと決まれば早速始めようと部活中に考えまずは相手に甘えないようにしようと思い、部活時間が終わればいつも相手と一緒に帰るも今日はそそくさと準備を済ませて先に帰るとメールを入れればさっさと学校を出て)

そうです。でもいつも通りでいいんじゃないですか？今の関係がすごい楽しいとも言ってましたし。( それに自分のせいで関係が崩れたと言われると敵が増えてしまってかまわないと言った様子で肩をすくめて)あ…先帰るって先輩の家の周り野蛮なやつばっかり…( いつも自分と同じ帰っているためそんなに害は無かったが、それはこちらが睨んだり警戒しているからで相手ひとりだとどうなってしまうだろうと思うと心配でこちらもサッと用意を済ませればスタメン発表にも関わらず急いで相手を追いかけて)

そっか…、ま、まあ、友達なのは変わらないし、大丈夫か！(顎に手を当てて悩むも自分には何も言われてないし今まで通りでいいという相手の言葉も一理あって頷いて納得して)大体、中学の時まで1人で登下校してたんだし怖くもなんともないんだけど、ちょっと寂しいな…(1人で校門を出れば人通りの少ない通学路を歩き。中学の時は大通りが多く人も沢山いたが、高校になってからは部活もあり暗く人通りの少ない裏道が多く。いつも話し相手がいたが今日は1人のため少し寂しいと感じており。そういえばスタメンの発表だったけと思い出せば、コーチから帰る前にと見せられた名簿に相手の名前が入っておりこちらまで嬉しくなり、ついふにゃりと幸せそうに笑みを浮かべながら歩き)

でも、間違っても佐伯には惚れないでくださいね。( 同じ学年同じクラスなんてずるいとムッとして昼ぐらい一緒に食べようとクラスを出ようとしたこともあったが女子に阻まれて出れないことが何度かありあきらめたのか肩を竦め俺も一緒にお昼食べたい、と呟いて)先輩…っ！無事…でしたか( 全速力で相手の元まで駆け寄っては肩を揺らし息切れしながらそう言うと安心したように目を細め「スタメン発表すっぽかして来ました。やっぱ俺、あんたの事放って置けなくて」自分が好きにすればいいと言い放ったのに、ごめんなさいと謝れば手をぎゅっと握りいつも相手が帰る家を覚えているのか自分から足を運び送っていくと言わんばかりに引きずり)

？俺が好きなのは祐理くんだけだよ？(なんでそんな発想に至ったのか分からずコテンと首を傾げれば上目遣いで相手を見つめて本心を言って。拗ねた様子の相手にクスクスと笑ってしまえば、「じゃあ、今度暇な時デートしよう！ほら、そさしたら昼ごはんも一緒だよ！」と、ドヤ顔で提案して)え？…は？なんでいるの！？(すいません、と急に男性に声をかけられると普通に応対しようとするも相手の声に舌打ちをしてどこかに言ってしまい。相手の声に何でいるんだという困惑しか出てこず、スタメン発表をすっぽかしてきたと言われればなんて言ったらいいかわからず固まってしまい、されるがままで引っ張られて)

ほんと、ですか？( デートのお誘いにキョトンとするも相手からの言葉にとても嬉しくついついその感情が表に現れ珍しくも満面の笑みで頷きスマホを出して予定を確認して)ここ、先輩1人だと危険だから急いで来たんですよ。( 周りを見渡しながら幸いにも安全に相手の家までたどり着きほっと胸を撫で下ろすと手を離して「さっきはキツイ言い方してごめん。でも俺のこと本当だって信じて欲しかった」先程きつくあたったことを気にしていたのか肩を竦めて謝ればしゅんとして)

うんうん！ついでになんと俺の奢りが付いてくるぞー！何食べたい？(先程まで不機嫌そうだった相手の満足そうな表情にニシシとこちらも満足そうに笑えばウィンクして言って)え？そ、そうなんだ？(いつも通っていて何もないためよくわからないがとりあえず返事をして。しょんぼりした様子がなんだか可愛らしくもあり自分を心配しての行動だとはよく分かっているため苦笑いして相手の頭を優しく撫でてやり「俺に信じてもらえなくて悲しくなったんだよな？ごめんな？別に信じてないわけじゃなかったんだけど、その、実感？がなかったから、つい、な？」と、俺もごめんな？と謝ってオデコにキスしてやれば「おやすみ！」と少し大きめの声を出して顔を赤くしては逃げるようにさっさと家に入っていって)

いや、俺が奢り…今の可愛かった、もう１回。
( 俺が奢ります、そう言おうと思った矢先こちらへ飛んできたウィンクは見事自分の心臓へ突き刺さり反射的に手に持っていたスマホでその顔を取ればおかわりを要求して)先輩っ…からの、キス( そう呟きながら額を抑え自分には似合わない真っ赤な顔をしては唇を噛み締めスマホで『いい夢見れそうです。おやすみなさい。』と送れば気付かぬうちに笑顔が零れてニコニコしながら帰った様子が目撃、隠し撮りされて女子に出回れば次の日には女子の間で話題になって。)

ちょ、消せよ！！しません！！(冗談っぽくやったつもりがそれを撮られてしまい真っ赤になってケータイを奪おうとして手を伸ばして、もう絶対にやらないと心の中で誓い。送られてきた相手からのメールにまた赤面しては「はいはい、おやすみ」と照れ隠しのメールを送り)ふあ、ん、んんー…、おはよ、…あれ？なんか騒がしいな？どうした？(朝学校に来ればなんだか騒がしくてどうしたんだろうと首を傾げ)

無理です。これ家のパソコンと連携してるんで画像パソコンの方に送られてます。( キリッとした顔でそう言えば連携させといて良かったと心の中でつぶやき手を伸ばす相手の腕を掴んで「キス、出来る距離ですね」これが相手の弱みかもしれないと、冗談で耳元でささやいてみて)…あ、先輩おはようございます…( 先程からきゃあきゃあという女子の声と視線がうるさく機嫌が悪いのか当たりを睨みながら相手の元によりおはようのハグ、と言わんばかりに抱きしめ)

パソコンのも消しなっ！？…っ、ふあ！！ちょ、は、離れてっ…！(頬を膨らませて怒ってますという様子が相手に伝り。しかし、すぐに引き寄せられれば驚き耳元で喋られると息がかかりゾワッとして真っ赤になって相手を押して離すように言うも声は小さく)ん、祐理くん、おはよ〜(相手がいつも通りハグしてくればナデナデと頭を撫でてやり、視線を感じると思えばどうやらイケメンな彼氏のせいで今日は騒がしいのかと理解して苦笑いして)

ふふ、冗談ですよ。今日はもう充分。( 反応を面白がるようにくす、と笑い頭を撫でればわりとあっさり離れてこうやって愛しい人に悪戯する権利を持てることに感謝し)…先輩の声がよく聞こえない。ノイズも視線もうるさい。( こちらはいつもの行事とも言える朝の挨拶をしているというのに…と撫でられながらピリピリとしていればサッカー部の連中がいつもの如く絡んで来て今出回っている己の写真を見せられては珍しく余裕のない真っ赤な顔をして相手の肩に顔を埋めて)

え！なにそれ！！可愛い！！俺も欲しい！！(サッカー部にもおはようと挨拶し話を振られればキョトンとするも相手は自分の肩に顔を埋めてきてさらにキョトンとして頭を撫でてやり。写真を見せられると滅多に見れない相手の嬉しそうな笑みが撮されており、目をキラキラさせて欲しい！！っと写真を持っていたサッカー部員に詰め寄り、1枚貰えれば嬉しそうに受け取って)祐理くん、可愛いね！！(真っ赤にして顔を埋めている相手に気づけば満面の笑みでその写真を見せながら言って)

なっ…せ、先輩の方が可愛い、し
( 恥ずかしさから動揺を隠せず手で顔を隠しながら対抗するも昨日こんな顔して帰ったのか、と改めて思うと耳まで赤くして先輩だけならまだしもみんなに出回っているとなると恥ずかしいとしゃがみこんでしまいその様子が返って珍しいと撮影大会が開催され)…はぁ、変態みたいだ俺。(こんなことになっているとは思わなかったという表情をすると変態みたいな俺は嫌われるのではないかと思いため息を付きながら偶にチラ、と相手の方を見て)

えー？俺なんかよりも今の祐理くんのが可愛いと思うけど？(照れてしゃがんでしまった相手のほっぺをツンツンといじり倒せばニヤニヤとしていたずら心が湧いてきて)可愛いな！(写真会が開催されれば自分も離れて写真撮影を始めて。撮った写真を見ればふにゃんと力の抜けたような笑顔で笑い。隣にいたクラスメイトに話しかけて可愛いと自慢して)

今だからでしょ。普段から先輩は可愛い。
( つんつんと己の頬をつつくその指に鬱陶しいと噛むぞ、というような仕草をしてみせて悪そうなする彼の顔を確認するなり今日1日中こんななのかなと深いため息を付いて)ま、自慢されるならそれもそれでいっか…( 嬉しそうに自慢している姿をみて相手の気の緩むような笑顔のせいもあってだろうが心が和み不意にそんなことを呟いて。それよりも朝のHRはまだなのだろうかと時計を見るととっくに終わっているようで今起きている出来事にそれぞれの学級担任が激怒していて)

普段も俺よりも何倍も可愛いよ？(噛まれそうになると慌てて引っ込めるも楽しげにクスクスと笑って)うわ、怒ってんじゃん…じゃーな、祐理くん！あとでねー！(もちろん自分のクラスの担任も怒っていてやばいと思えば自分のクラスの友人に手を引っ張られ、慌てて相手に言えば繋がれてない方の手をヒラヒラさせて)

それは無いですし…先輩にはカッコイイって思ってほしい。( 自慢の彼氏ではいたいもののそれならカッコイイの方がよく、見た目的にも相手の方が良く似合う言葉に未だ気に入らぬ様子で)あっ…さよなら…あの人後で1発殴る。( 手を振られるも自分のその目線は繋いでいない方の手へ向けられていて。教室に急いで戻るもムッと機嫌が悪く先生に怒られていても気が付かず職員室へ呼び出されて)

拗ねんなよー、可愛い祐理くんも好きだけどな〜(拗ねてる様子の相手に何が気に入らないのかわからずキョトンとして素直に思ったことを口にして)ん、いいっていいって！重そうだったし！(長いホームルームが終われば今日の日直である女子に先生が荷物を持ってくるように言っていて量はかなりあるようで重そうだったため手伝うと言って3分の2ほど持ってやり職員室まできて)

…なら、それならいいです。でも、今後滅多にそんな顔しませんから。( 好きと思っててくれるならいいか、とは考えたもののやっぱりそんな間抜けな顔は見せたくないのか今後は滅多にみせないことを宣言しいつもの如く飄々とした態度に変わって)だから俺は考え事を──…先生この話は後。先輩の事が何よりも最優先事項。( 頑固な先生にこっぴどくしかられていれば沢山の荷物を持って来た相手の姿を捉えすぐさま話を中断させ近くまで寄れば「先輩、荷物持ちます……あ、と君のも。」最初は相手のだけと思っていたのだけれど思いの外自分のも持てという鋭い目に圧倒され返事を聞かずにこちらが持てば)これ何処まで運べば…？

え、あ、ありがとう(職員室に入れば相手が駆け寄ってきて後ろにいる先生は呆れ顔でどうしたんだろうと首を傾げて。自分の持っていた荷物を軽々と持ってしまう相手に戸惑うもお礼を言って、担任の机までと言えば運んでくれ)じゃあ、またあとでね！ありがとう！(自分の用事が終わればさっさと教室に戻ろうと相手の頭を撫でて言ったあと手をヒラヒラとして職員室から出て。一緒に来た女子に話しかけられれば笑顔できちんと返事をして)

どういたしまして。( ありがとうと言われると素直に返し、軽くぺこりと頭を下げ。その頭を軽く撫でられては少し嬉しくなるもその後に見せつけられる他人への笑顔に顔を歪めて去り行く姿を見送れば少し雑に相手の担任の机に置き暫く説教を受けて。) …あ、今日合同授業…( イツメンに叱られたことをからかわれながら次は体育の授業のため更衣室へと足を運ぶと見慣れた先輩がいたのでそう言えばと思い出すとともに相手のまた後でという言葉も同時に思い出しあたりをキョロキョロ見渡して)

お、祐理くん！さっきはありがとね！(更衣室で着替えていればジャージのズボンに足を通して扉の音にふと顔を上げると相手が目に入り自分の体操服を手に取り相手に近寄って先ほどのお礼を言って。まだ体操服を着ていなかったため相手のそばでようやく着るも、今日はジャージの上を忘れてしまったため肌寒く感じてぶるっと身震いして「上忘れてさ〜寒いんだよ〜」と冗談っぽく苦笑いして言い、手で腕を摩って)今日はサッカーだから、祐理くんの得意競技だな！(体育科の先生が言うにはサッカーをするということだったので相手のカッコいい姿が沢山見れるなーと喜んで笑顔で言って)

お、祐理くん！さっきはありがとね！(更衣室で着替えていればジャージのズボンに足を通して扉の音にふと顔を上げると相手が目に入り自分の体操服を手に取り相手に近寄って先ほどのお礼を言って。まだ体操服を着ていなかったため相手のそばでようやく着るも、今日はジャージの上を忘れてしまったため肌寒く感じてぶるっと身震いして「上忘れてさ〜寒いんだよ〜」と冗談っぽく苦笑いして言い、手で腕を摩って)今日はサッカーだから、祐理くんの得意競技だな！(体育科の先生が言うにはサッカーをするということだったので相手のカッコいい姿が沢山見れるなーと喜んで笑顔で言って)

(わっ、２回も送ってた！ごめんね！！(ｱﾜｱﾜ/)どっちも一緒だから二個目のやつはスルーしてていいよ！！(ぐっ)、返信しなくて大丈夫です！)

先輩…いえ。それほどでも。( ジャージ片手にやって来た姿を見れば先程一緒にいた友と絡んでいたよりも甘い声でうっとりとして。寒そうな仕草に「俺の、これ着てください。俺アンダー着てるしあったかいんで。」と言い返事を待たずに自分の服に相手の頭を通して)はい。俺、先輩がいるから頑張る。見ててね。( 得意競技と言われると自信満々にこくりと頷くけれど相手の笑顔にやられてか最後になるにつれて声は小さくなって。颯爽とジャージに着替え終われば一緒に来た人を放って相手にべったりで。)

え、ちょ、わっぷっ…え、いや、寒いだろ！！俺は大丈夫だから！！(周りの呆れたような視線にキョトンとして、無理やり着せられるとぶかぶかで大きいためか袖は指先しか出ないし裾は尻が隠れるほどの長さになっていて、慌てて返そうとして)うん、わかった……って、こらこら、友達放ってちゃダメだろ！(だんだん小さくなっていく声にどうしたんだろうと首を傾げながら返事をして。自分にべったりで友達をおいてけぼりにする相手に苦笑いすれば注意して)

はぁ…先輩可愛い…( 慌てて返そうとしてくるので首を振り「どうせサッカーする時は脱ぎますから。」と断って。それにしても色々と可愛い要素で塗れた相手は天使なのだろうかと1人もんもんと考えて)あいつら勝手に付いてきてるだけなんで、いいんです。( 友達より先輩の方が大事だからと話しているといつの間にか授業の始まる一分前になっていて言わんこっちゃないとため息をついて早く来いとだけは声をかけて)

そ、そうか？なら、借りとく…洗って明日返すから！(相手の独り言は自分の耳には入らず、どうせ脱ぐという相手の言葉に確かに動くと暑くなるもんな…と納得して借りておくことにして。「それにしてもいい匂いだよな…」と、ボソッと独り言を言えば相手のジャージの服の袖をスンッと嗅いで)へー？あ、ほら、お前らももうチャイム鳴るぞー！(ほっといてもいいとか言いつつきちんと声をかけてやる辺り大事な友達くんたちなんだなーとニヤニヤして。相手の声を聞いては自分の友達もまだ話していたため声をかけておいてやり)

別に洗って返さなくても良いですよ。すぐに着るわけじゃ無いし自分で洗えるし…先輩の匂い嫌いじゃないですから。( 自分でいいながらも少し照れたような笑みを浮かべていては目に写った自分の服のにおいを嗅いでいる様子に目を奪われ、ぎゅっと抱きしめては「…無意識にそんな可愛い事しないでください」と囁いてから手を取りサッカーコートまで走って)結局声かけた奴らは遅刻でしたね。…焦る気もねぇし…( 流石に一分前に着替えてたのでは間に合わないか、とため息を付き誰も邪魔しない分ゆっくり相手と絡めると思っていたのだが先生にテクニックの基本をみんなに見せて欲しいと言われるもキッパリと断って)

いや！汗かくから！！…って、な、なんだよ？(相手の返事に慌てて答えるも嬉しそうな相手を見てなんで嬉しそうなんだ？と首を傾げて。急に抱きしめられ自覚してやっていた訳ではないため相手の言っている意味が分からず声は裏返り)ちょ、急に走るなよな…っ！あー…確かに…まあ、自業自得ってやつだな！(慌てて相手についていき小言を言うもチャイムが鳴り間に合ったことにホッとして。相手の言葉に苦笑いするも怒られている友人たちの姿を見て気にしないことを決めて)ほーら、行ってこい。祐理くん、あれ得意じゃん？な？(先生のお願いをきっぱりと断る相手に苦笑いするも先生から頼むという視線を受け取ればため息をついて窘めるように頭をポンポンとなでてやって)

先輩の汗なんて気になりません。ほかの奴らなら気にしますけど…( 相手以外の自分の目に写っている全ての人類は汚いという謎の偏見を持っているのか辺りを道端に捨てられたゴミを見ているかの如く見回す。「…俺の服、いい匂いしました、？」声を裏返らす様子に更に追い討ちを書けるように言えば相手の手を取りその手を鼻にくいッと当ててさっきやってたでしょ、と言わんばかりの目で見つめて)…じゃあ交換条件で今年の文化祭、先輩メイド服着てくださいね。( 相手に言われたなら仕方がない、と言おうと思っていたのだが先生の先に相手がいた事によりこれはグルだと確信づいて。条件を言えばこれでウィン・ウィンの関係ですよね？と首を傾げ先生と相手を交互に見つめ、オマケの黒い笑みを浮かべて)

いや、そこは気にしようよ！？(他のは嫌だけど自分のならいいという相手に自分のも気にしてほしいと思い。自分がやったことを真似されていると分かれば自分もそんなことをしていたのかとだんだん顔を赤くさせて照れてしまい「せ、洗剤が！いい匂いだなって！！」と誤魔化すように言えば慌てて離れて)は？ちょ、しないからな！？って、お前らも乗り気になってるんじゃない！(相手の提案に目を白黒させ慌てて拒否しようとするも先生は仕方ない、と、頷き、クラスメイトはノリにのって楽しそうに賛成しており、拗ねて頬を膨らませて相手のことをジトっと見ればフイッとそっぽを向いて)

気にしません。いい匂いだし( 気にしてほしいという欲求にはずいぶんと大きめに首を振り、自分の意見を押し通す。「 よかった。毎回真剣に選んで決めてるから」柔軟剤がいい匂いと言われると少し残念ではあるが真剣に選んだかいはあったんだなと安堵の色を示し。)でも！……でも、俺専用だから。みんなに渡さない…いい？俺だけのメイドだから。( 周りが乗り気で言いくるめられたので良かったのだが、自分の為だけに着てもらうのだと主張し。俺だけ、俺専用、を強く言えば顔を背けた相手を抱きしめていつもと違う甘えた声で)いいですよね、麻湖？