.. なあ、長船──。 (少しの間、その場で待って居るとようやく刀剣を見ることが出来、ガラスケース越しにこうやって改めて拝見するのは不思議な心境だが心なしか切なさ感じ。隣の彼を見ると目から涙が溢れ口元を抑えている様子、驚いた表情でここから離れる背にもう一度名を呼ぶが届かず追い掛けて行き。すると、休憩用のソファーに座っていた後ろ姿を見つけ駆け寄れば「..大丈夫か、長船」と心配そうに眉を下げ見つめ)