主 2017-03-01 13:41:16 |
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「あのー、今日はひとまず退いていただけないでしょうか。不知火はこれから麻婆豆腐の仕込みがありますので……駄目ですか?そうですか……それは残念です、えぇ、本当に残念ですねぇ」
「こんな時、どうお伝えしたら良いのか……そうですね……私、あなたの子供が欲しいです。どうせ産むなら強い子が。同じ強い子なら好きな人の子が良いですから。……あの、どうしたんですか?いわゆる逆プロポーズ、というものはお嫌いでしたか?」
名前/不知火 義乃(しらぬい よしの)
年齢/17
性別/女
学年/3年
容姿/身長163cm体重53kg。学生の割に発育が良く、露出の少ない格好にも関わらずむっちりと豊満な体つきが見て取れるダイナマイ…女性らしい体型。
長い黒髪を二本の三つ編みにしてカチューシャをつけたメイドらしい髪型で、泣きぼくろが印象的なたれ目たれ眉の優しげな目元がいかにも気弱な少女といった顔立ち。しかし薄く浮かべた微笑みはいつ何時も絶えることなく、戦場の最中においても変わらない穏やかな表情はどことなくただ者ではない雰囲気を漂わせる。
服装は制服ではなく、柔らかいがある程度の刃なら弾ける強靭さを持つ鬼蜘蛛の糸を織り込んだ黒いロング丈のメイド服と白いエプロン。同色のストッキングを吊り上げるガーターベルトには武器である刀もくくりつけてある。「従者にオフはありませんから」と私服でも着物できっちりしているが、ラフな時は浴衣。
性格/侍女らしく控えめで、お喋りの場でも隅っこでニコニコしながらお茶の用意をしているようなあまり目立たないタイプ。戦闘員らしからぬおっとりした言動は古きよき大和撫子的。
……と言えば聞こえは良いものの、どんな時でもゆったりのほほん、目の前で生徒同士が争おうがいきなり魔物が飛んでこようが「あらあらうふふ」で済ませるマイペースすぎる性格。基本的に冷淡なほど動かず動じず日和見を貫き、本気を出すのは主人や友人に危険が及んだ時だけ。
逆に彼らに傷一つつけたなら魔物は仕留めるまで、人間相手でも指の2、3本落とすまでは剣を収めない過保護ぶりを発揮する。現に主人の陰口を叩いた生徒を笑顔で退学寸前まで追い込んだ事もあり、ついたあだ名が「サイコパスメイド」。自身がどう罵られようとどれだけ負傷しようと大切な人の為に尽くし続ける一途さは少々ヤンデレチック。
それでも一応学園内で浮くことを良しとせず、売店や食堂でバイトをするなど一般生徒に馴染む努力はしている。基本的に努力家で頼まれればどんな無理難題にも応えてみせる使用人の鑑。
「不知火」や「義乃」という一人称の通り四六時中侍女として行動しており個人的な感情を覗かせることは少ないが元チームメイトの前では別。男性に対する苦手意識の反動か(主人含む)可愛い女の子と男の子をやたらと愛でたがる彼女にとって彼らとの時間は至福の一時であり、時々お菓子と得意な裁縫で繕ったフリフリの衣装や着ぐるみなどを押し付…手土産に遊びに行ったりする。5位の彼は完全に可愛い子供扱い。4位の東雲にも女子らしい相談を受ける度にあることないこと吹き込み、普段の彼女とのギャップを楽しんでいる。
散々アドバイス等は行うが家の影響で自分の恋愛観は非常にシビア。大事なのは神子を産むことだけだと恋やら愛やらとは無縁であり、好きなタイプは直球で「強い神子を作れそうな人」。
ランク戦ではヒラヒラと攻撃をかわしながら相手が消耗するのを待つ消極的な戦法ばかり。ただし相手が男性、特に近接戦闘タイプだった場合は開幕早々ギフトを駆使してさっさと終わらせる。本気の場合は淑やかなイメージに反して勝利の為なら手段を選ばず、剣術にもこだわらす足元の砂利を使った目つぶしや首締めなど何でもアリな戦法を取るため整備された会場よりも森や路上といったフィールドでの戦闘を得意とする。
武器/太刀「地鏡」と脇差「陽炎」の日本刀2つ。
かつて先代頭首が"ホロウ"と呼ばれるAランクの魔物を仕留め、その素材で作り上げた刀。一見刀身のない柄だけの状態で普段は太もものガーターベルトに隠し持つ。
"ホロウ"の肉体を粒子レベルに分解・再結成することで物理的な攻撃をすり抜ける幽霊のような特性、弱点の日光を浴びた時のみ全身が凝固し固形となる特性をそのまま受け継ぐ二振りは陽の下に晒してようやく刀身を得るが見た目は全くの透明であり、蜃気楼のような僅かな歪みでしか全長を計ることができない敵にとっては不気味な刀。非常に軽く子供でも振り回せるが切れ味は鋭い。
ギフト/幻影武者 アクティブ Sランク
容姿・実力ともに自分そっくりの分身を作り出すことができ、最大10人ほどの分身を用いて1対1から一気にリンチへ追い込んだり多勢に無勢の戦況をひっくり返すことも可能。攻撃を受けると霧のように消えてしまう脆弱性が弱点。無論戦闘以外でも自由に使役できるためサポートや侍女業の役にも立つ。よく任務に出たはずの彼女が売店にいたりお嬢様にくっついていたりとホラーでドッペルゲンガーな目撃情報が寄せられるのはギフトのせい。
スキル/
1. 剣技系 茨掻 ランクA
目に見えないほどの粒子に分解した刀身を対象の全身に纏わせ切り裂く。普通に切り付けるより一つ一つのダメージは少ないが視覚で感知できない分スキルの特性を見破ることも、抵抗することも難しいため敵をじわじわと追い込むことが可能。またささいな傷が致命傷となる眼球や耳等を狙えば命は奪えずとも無力化はできる。
2.剣技系 暁光一閃 ランクA
刀と対象の間にある距離・障害物を一切無視して切り付ける剣撃。届く範囲は対象を肉眼で捕らえられるまで。このスキルで刀使いの弱点である遠距離戦をカバーする。
3. 身体補助系 逃げ水 ランクA
一時的に実体をなくし、敵の攻撃などをすり抜ける。姿が見えなくなる訳ではないが、捕らえられたり押さえ込まれた状態からスッと抜け出すことも可能。
4. 身体補助系 観察眼 ランクA
敵味方問わず対象の疲弊している箇所を見抜くスキル。力技で押せない分、このスキルを使って的確に弱点を突く省エネな戦法が得意。味方を不慮の事故に繋がる前に撤退させることも、疲れて帰ってきた主人や友人にマッサージをしてあげることもできるメイドらしい能力。
異名/「オーダーメイド」
特注品的な意味ではない。どんな"命令"でも忠実にこなす仕事ぶりと、6位の座、正確に言えば向坂一華の3位後ろのポジションから微動だにしないその成績から"順序・秩序"を意味するオーダーにメイドをつけて呼ばれるようになった。
本人はこのベタな駄洒落に入学以来始めて声を上げて笑ったという。
ランク/A
序列/6位
備考/明治時代から3位の家系に仕える一族の使用人。3位の祖先に命を救われたとある剣豪が恩を返す為に仕えたのが始まりらしく、彼のあざなにちなんで一族は必ず「義」の一字を背負う。日常的な奉仕をする使用人だけでなく、かつての動乱や大戦からも代々主を守ってきた護衛や影武者に近い存在も抱える家であり、今の世界になってからも産めよ増やせよと一族内で神子を作りその役目を果たしてきた。そうして産まれた神子同士を幼い内から戦わせたり拷問紛いの特訓を施すことで厳選した末に優秀と判断された者が護衛として選ばれ、今の代では義乃が10歳頃から向坂一家の侍女兼護衛になる。
が、13歳の時主人に無理矢理襲われかけたところを一華に救われて以来"一族"ではなく"一個人"として彼女に尊敬と忠誠心を抱くようになり、向坂ではなく彼女のために戦い恩に報いることを決意した。同じ向坂である8位の弟君をおざなりにしがちなのもいわば姉至上主義だから。姉に対しては「一華様、お嬢様」と呼ぶ割りに弟には「坊ちゃん」とやや敬意が感じられないのも同様の理由。お嬢様と共に入学した際には同室、せめて隣室がよかったのだがベタベタされるのを嫌う性格を踏まえて別室で我慢した。現在も側についていたいのは山々だが時折好物の激辛料理を差し入れる程度に留めている。
上記の一件以来顔には出さないが男性に苦手意識を抱いており、必然的に女性やまだ未熟な男子に惹かれやすくなってしまったため百合厨やショタコン疑惑がかけられているものの否定はしない。
ランク戦について
一貫して主人の名に恥じぬよう、それでいて主人と同格などと失礼な誤解を生まないよう調整を繰り返しつつ彼女の後を追って地道に順位を上げていった。Aランクの壁は厚く2年後期~3年序盤は成績も伸び悩んでいたが、主人が3位に収まった頃ようやく自分も6位の座に着きそれ以降死守している。
なお一学期に一人はギフトの分身能力でいわゆる「おっぱいがいっぱい」状態になりたいと挑んでくるアホな男子生徒が現れるが、そういった輩は笑顔でポキッとどこかしらを折り二度と挑んでこないようにしている。
Fランク下位→序列46位(1年夏)→序列20位(1年秋)→序列11位(2年秋)→序列6位(3年夏)
学生闘技大会
こちらもランク戦同様個人では消極的だったが、同チームの東雲静や5位が出場の意志を見せれば全力でバックアップした。とはいえ射撃の的を絞るための囮や陽動などやはり裏方の働きが多く、直接武器を振るうことが少なかったせいか2年時には12位で敗退という結果に。しかし本人の中では苦い記憶どころか甘い思い出になっているらしく「可愛いお二人の為ならまたいつでも何度でもお手伝い致します」とチームを解散した今でもしょっちゅう訴えている。
ロルテ/
……あのー、今日はひとまず退いていただけないでしょうか。不知火はこれから麻婆豆腐の仕込みがありますので……駄目ですか?そうですか。
(県境の討伐任務を終え、ひいふうみいと報告より少なかったウルフの死骸を指折り数えては主人一人残してきてしまった学園への帰路を急いで。何度目かの顔なじみである依頼主から個人的な報酬として頂いた調味料の小袋を抱えて林を抜ける途中、やはりというべきかこちらが群れの大元であろう十数匹のウルフが木陰から飛び出してくれば先ほどの群れの少なさで予想はしていたものの困った顔で溜め息を吐き。慌てる仲間を横目にすぐさま帰りたい旨を伝えてみるが返ってくるのは勿論唸り声ばかり、仕方なく収めた刀を抜けば刀身を捉えられず飛び掛かってくる獣の大きく開いた口、その奥の奥までツイと切っ先を押し込んでやり。人間と違って獣は知性が低い分、大抵この透明な刀身に気づけないまま斬られて死んでいく。見開かれた両の瞳に「残念ですねぇ、本当に」とのんびり哀れみの言葉を送り、今一度ぐるりと見渡して「……では皆様。不知火が群れを追い込みますから、纏まった所で一気に叩いてあげてください。夕飯の支度に間に合うよう、お早めにお願い致しますね」仲間に軽く頭を下げてから再び切っ先をウルフに向け、ギフト発動の用意をし)
(/22の匿名です、ご回答ありがとうございました!頂いた情報を参考に好き勝手捏造してしまったのですが、不備含め問題がありましたら修正しますのでご確認をお願い致します。)
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