名無しさん 2017-02-22 22:23:13 |
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(瞼の裏、仄かな光の中に淡く浮かぶのは教授の笑顔。そっと差し出された手、ふっくらした色気のある唇は何かを囁くように薄っすらと開かれて。妄想の中の彼に何を囁かれたのか、ばっと両手で顔を覆い、その場にしゃがみ込んでは叫び出したい程の衝動を膝に顔を埋める事で飲み込む。だが興奮でふるふる震える両肩までは抑え込めず。そんな折、軽快に扉をノックする音が。次いで聞こえるのは、何と今し方思い出したばかりの彼の人の声。はっと顔を上げ、慌てて「──はいっ!今、伺います!」と返事をし、立ち上がって扉へ向かう際、脇目も振らず扉へ一直線に向かったのがいけなかったのか、ガンと机に片足を派手に打つけてしまい。声にならぬ悲鳴を噛み殺し、数秒耐え凌いで。「痛ッ」と涙目になりながらも、ようやっと扉の前まで辿り着く。ちょいちょいと移動で乱れたような気がする髪先を手で撫で付け、さっと身嗜みを整えては、一度すっと深呼吸。意識して緩やかに口端を持ち上げ、先程の夢物語は打ち消し、小ざっぱりとした体貌を装い、かちゃりと内側へ扉を開いて。)
お待たせしました。梶間教授、どうか為されました?
(まさか本当に以前約束したように遊びに来てくれたのだろうか。期待に胸が膨らむが、飽く迄表情はキリッと律し。彼に立ち話を強いるなんて以ての外、等と理由をこじつけては、招き入れるように大きく扉を開いて。「立ち話もなんですし、梶間教授さえ良ければどうぞ中へ。」不自然にならぬよう、スマートな言い方を意識して告げてはみたものの、果たして成功したのかどうか、緊張で上擦った語尾が怪しいところ。)
(/はい、此れからも共に様々な事を乗り越え、末長くお相手宜しくお願い致します!ケーキの大人買い素敵すぎますっ。教授からなら、無理してでも全部食べてしまいそうです(←)同じく、これからの展開がとても楽しみですっ!付き合うまでのドキドキ感って良いですよね(笑))
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