名無しさん 2017-02-22 22:23:13 |
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そうですね、梶間教授と話せるきっかけになれればなぁ、と態と午後のお茶の時間を狙ったのは認めます。すみません。
(策士、との言葉は正に言い得て妙で。菓子折りもリサーチ済みと告げれば、果たして彼の表情は固まってしまうだろうか、と悲しい想像に僅かに顔を曇らせ。だが、ここでバラすつもりはなく、然し全くの嘘を彼につける程、心が強い訳でもなかし。悪戯が見つかった子供のような表情で肩を竦め、小声ではにかみながら、秘密毎を漏らすように事実のうちの一部分だけ本当の事を伝えて。謝りの言葉を添えたのは、全部を伝えられない事への負い目から。だが、其れも彼の笑顔で、萎びた気持ちは霧散するから現金なもの。すっと切り返された言葉に、寧ろ妬いてくれる教授が見たい!と即答する内なる自分。己が幼少の砌より憧れていたのは彼だけ、其れをどうしたら理解して貰えるのか…彼の言葉に首を横に振って否定の意思を示すも、それだけでは弱く。困ったと言わんばかりに情けなく眉尻下げ、「…教授だけです。きっと僕の部屋に来たら驚く事でしょう。何せ貴方の論文をスクラップしてる程熱狂的なファンですからね。」熱のこもった声で真摯な言葉を贈り。ファンという言葉では表しきれない身を焦がすような思いは今はまだ深く心の奥へ潜めて。問い掛けには相手を伺うように僅かに首を傾げ。己がまだ子供だからだろうか、好きな物を開封する時は凄くドキドキ感するのだが、その感覚を譲ってもらう事に何だが申し訳無く。それを有りの侭に言葉にしていく内に、何と幼稚な事を聞いてしまったのだろう、と羞恥に目を伏せ。どうやら、彼と出会えた興奮で童心に戻ってしまっているよう。視線を当てられるのも恥ずかしくて耐えられない、とばかりにくるりと背を向け、机の方に戻っては手は菓子折りの包みを丁寧に解こうと動かし。)
ええ、それは勿論構いませんが…。僕が開封してしまっても構わないのですか?何というか…最初のワクワク感を僕が感じてしまっても…って一体何を言ってるんだって感じですよね。すみません、忘れて下さい。
(/読み返していたら、最後の文を完全に読み間違えていましたので、修正させて頂きますっ。連続投下申し訳ないです(汗))
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