赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>テファン
___サーカスはして無いケドなァ、遊園地内のデザインや企画が俺の仕事(案の定、簡単にも裾を引かれれば吊り上げられた魚の様に視線は彼のことを確りと捉えて、自分にとってはホームの話題に彼が食いつくとそれは決して悪い気がせずに誇らしく。普段よりかは幾分か、とは言え微々たる変化だが背をピと伸ばしてから己が過ごす一日を語り「――俺が良いっつうなら、アリスの願いを叶えンのが俺等の第一の仕事だ。断るこたァねぇケドよ。……遊園地の案内なら双子かチェシャ猫が適任だと思うぜ」まるで疑問の様で決定事項のような彼の言葉にその頭を少々大雑把、乱雑な手の動きでワシャワシャと撫で回してから彼是と案内する事が世辞にも得意とは言えないだろう自己分析の元に良く遊園地に入り浸る住人を思い出す様に名を上げて。ドーナツと聞けば元々甘い物を欲していた口は更に明確に食べたいものを決めて「それだ。……先ずは先にドーナツ食おうぜ、腹減ったァ」良い事を言ったと褒めんばかりにニマと口角を持ち上げて折角外へ外出したのだから普段食べないような物を盛大に買ったって良いじゃないか、なんせ共に居るのは食べ盛りの少年だ。自分が食べれなくとも彼なら確りと食べてくれる筈、なんて身勝手な思惑を持ちつつマイペースに進めていた足取りを少しだけ早めて。そんな中、何ともまた茶化すような声色が響くと良からぬ誤解を招いてしまいそうなその口を慌ただしく抑え込むようにして塞ぎ「森ン中で変なこと言うなョ、此処の鳥は噂話が好きなんだ」ギョと目を捲る様に少し大きく開きながら冷や汗が背に滲むのを感じつつ小心者の心臓はバクバクと早鐘を打ち、周囲に盗み聞きを行っている鳥がいないかを確認して。ホー、とその姿が居ない事に安心してから抑え込んだ口から手を外し「っとに。おめぇと居るとヒヤヒヤして心臓が持たねェよ」初めてアリスを拾った動揺も、女王陛下の元に送り出して待っている間も、いつだって心配に心臓は繰り返し早く動いていたはず。言い方を変えるなら退屈をしない楽しい時間を過ごしている訳で、だからこそ文句を告げる様な言葉とは裏腹に瞳には楽しさを滲ませていて。髪に隠されていた龍の刺繍、一見すると好き好きが分かれそうなデザインだが元来派手好きの己にとっては好ましく、寧ろ好ましすぎて「へー、綿菓子。お前センス良いンじゃねえか。すげーカッコいい」ひゅう、と口笛を短く囃し立てる様に鳴らしてから野蛮にも"良く見せろよ"と絡ませていた腕を解いてからクルリクルリと彼のことを回転させるように肩に手を置いて改めて落ち着いて見る珍しいデザインの服に心を惹かれて。このままでは黙って彼を此処に引き留めてしまうと我に戻ってから「イヤ、ウン、__すげぇイカしてると思うわ」悪い、と突然の強引を詫びる様に言葉を添えてから手を離し。送られた問いかけに髪を揺らす様に頭を左右に揺らしてから「そんなショボっちいモンじゃねえよ。公園に行きゃ欲しいモンは何でも揃うんだ、見て驚くぜ」悪巧みをするようなそんな表情で語るのはこの国において一番の買い物スポットである其処を自慢するような内容で、木々を抜けて広がるのは右も左もと活気にガヤガヤと賑わう大きな出店の陳列で「先ずはドーナツだろォ。腹を満たそうぜ」入ってすぐに幾つも並び、いろんな種類の食品が販売される通りを抜けながら「迷子ンなんなよなァ」注意をするのは彼のことを子ども扱いするような内容で)
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