赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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__!(姿が見えないだけで此処に彼女がいないかもしれない、いないとしたら誰に何処を案内されているのだろうか、不思議の国には数多くが住んでいるのだから。そのほとんどが人付合いに長ける愛想のいい者ばかり、あの子はそちらに靡いてしまったのかもしれない。ぐるぐると考えるのは聊か女々しさの残る不安、それも束の間と勢いよく扉が開きその姿を確認したと思えば懐に軽い衝撃を受けて。飛び込んできた幼子の力でよろめく程の軟弱者じゃなければ、岩の如くビクともせずに確りと抱き留め。そして、見つけた時とは雰囲気が違う事に気が付き、偶然だろう、纏う色が自分の一番好きな色であることにゆるりと目を細めて「迎えに来ると約束しただろう、」先ずは先日彼女を残した際に置いた言葉を回収するため素っ気なくその行為を咎めるように言葉を綴るが、感情を剥き出しに来訪を喜ばれて嫌な気がする訳も無く、視線の先にある小さな頭部をくしゃりと無骨な手で撫でて「良いドレスだ、よく見せてくれ」抱きつく体をゆっくりと離せば落ち着いた色合いに子供らしさや女の子らしさを残したデザインのそれを見下ろして)
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