赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>フラミンゴ
ーーぷっ!くく、ははは!あ、あんさん、中々顔に似合わず最初から打ち噛ましてくれますなァ。アリスがなんやて?まさかこんな大男捕まえて、えらい可愛らしい言葉を掛けてくれてるんやないわなァ(姦しい少女の様に、さわさわと空気の流れに花弁を震わせる薔薇。そこに新たな音が一つ加わる。男のものと思しき低い空咳と、大人の男性が喋る内容にしては可愛らしい形容詞。左目だけひょいと瞼を開き、じっと柔らかな髪色が特徴的な相手を見遣ること数秒が経ち。先ず最初に漏れたのは、盛大な笑い。両手を交差させる様に自分の腹に絡め、くの字に折れ曲がらんばかりに身体を撓らせて。ひぃひぃと存分に笑いの波に浸り、暫し余韻でピクピクと引き攣る頬は痛く。”アリス”どこかで聞き馴染みのある名前。若しや本気で自分をアリスと言っているのだろうか。そこに思考が辿り着くや否や、「ちょい待ち。ホンマにアリスって俺ン事かいな。せやったら、名前に相応しくフリフリのドレスでも着て登場するんやったわー!えらい期待外れですんまへんなァ。」あちゃー、と右手で顔を覆い、天を仰いでは言葉だけの後悔を示し、すまんと顔の前で両手を合わす。”女王陛下”に”案内”、今現在知り得る情報は少なく、個性的な格好の彼が誰かも分からぬ。片手で三つ編みの先をクルクル弄り乍、抜け目なく視覚からの情報を読み解き。己を騙す様な雰囲気や度胸があるとも思えず、ニィと口角を吊り上げ、お愛想の笑みを向けて、誘いに乗るべく右手を差し出す。「何時迄もここおってもしゃあないし、女王陛下とやらの所まで案内頼んます。」握手を返してくれるもくれまいも、何方でも良く。素ぶり無ければ直ぐ様手を引っ込めるつもり)そうや、案内を買って出てくれた親切なオニイサンの名前を聞いとってもええやろか?嫌なら、ピーちゃんって勝手に呼ぶから問題ないけども、どうやろか。
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