赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>アリシア
――同じ言葉を私にも使わせて下さい、(今度は己の事を褒めるような言葉を贈られると自分の事を褒められるのは経験不足のせいか、聊か恥ずかしくて普段は乱すことなく柔らかく、落ち着き切った表情を浮かべているその顔を恥噛むように唇をきゅうと少しだけ噛み、誤魔化しながら同じように思っていることを伝えて。本の事を問いかけられることの嬉しさにホコホコと胸を温かくさせながら「どんな本も必ず一つ以上の教えを私にくれるのです、__だから、どのジャンルもと選ぶことが出来なくて……本棚の一番端から少しずつ、順番に選んで読むのが好きでして」言葉を裏返せば御託を無くせば優柔不断だと言う事実、それを伝えるべく眉尻を少しだけ落としながら、なんと面白みのない返事なのだろうかと頬を指先で少しだけ掻きつつ答えて「この国は多くの不思議に溢れていますが、__それでも、時に本の中の魔法や事実には敵わないから、本を読むことは止められません」頬に当てた指先を下ろせば童話や史実、サスペンスにファンタジーと数多くのジャンルに手を出していれば猶更の思いを言葉にして、「アリス、貴女はどのような本がお好きですか」喋り口同様に少しばかりゆっくりとした歩調で道を進みながら進む方向を時折指先の向きで"彼方、此方"と紹介しつつ、朗らかな微笑みを浮かべる彼女を見れば満たされる思いを抱き)
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