赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
|
通報 |
>ジダン
(新しい玩具を手に入れたみたいに星を閉じ込めた筒を喜んで振る様子を眺めては不思議と母性なのか父性なのか曖昧な感情が浮かんできて、歩くたびにカポカポと間抜けた音が聞こえてきそうなブーツにも"今度はひもの結び方を教えてやらなきゃ"なんて次を考える事すらも楽しくて。普段、夜のお茶会は頻繁にあれど、態々夜道を散歩するだけの為に出歩く何てことは無くて。だからこそ、ナイトハイキングとは己にとっても新鮮なこと。ぼんやりと考えながら歩いている中でポケット越しに手に刺激が与えられれば星の光に照らされた悪ぅい笑顔、その癖口にする言葉は可愛らしいとこれが世に言うギャップなのだろうか。なんてその笑みを見てからポケットに入れていた手を取り出して「じゃぁそうして貰おうかな。アンタの手暖かいし」黙っていればそんなギャップに笑ってしまいそうになる、そんな零れんばかりの笑みを抑え込みながら、近くに有った一回り小さなその手を握れば先ほどのように己のポケットに入れて「明るくなったらさ、玩具箱の遊園地に連れてってあげる。公園でショッピングも良いけど、それよりキノコのカフェの方がアンタは気に入るかな。水遊びが出来る涙の湖はもう少し暖かくなったら行こうね」触れ合うのは手の平だけだが、その手の柔らかさは紛れもない現実で。悪さが好きな彼はこの国の何処を一番に気に入るだろうか、そんなことを思えば視線を上げて広々と何処までも続く星空を見上げながら未だ彼が知らないこの国の様々を口にして「まァ、遊園地ならサボリ魔の双子の方が適任かな。アリスが来たって言えば喜んで案内してくれるだろうし」見上げていた視線をゆっくりと戻して少し下に有る彼の顔を瞳に写して、自分が案内するよりも適役を思い出して)
| トピック検索 |