赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>ジダン
――っ!?(お決まりのハイヒールパンプスをカツンカツンと鳴らしながら進む身体は突然の衝撃に前のめりに成りかけながら動きを止めて、子供子供と侮っていても力強い抱きしめはそれなりに効果が有り腹部を圧迫するような息苦しさを息をのむことで耐え忍び、その腕が解かれたと思えば今度は自分を超えて先に行ってしまったその姿を瞳に写してから次々と送られる言葉と、圧迫感が無くなり行いやすくなった呼吸でクスリと笑みをこぼして「アンタがやんちゃ坊主だって事はもー十分知ってる。」再び歩みを再開しながら扉に手を添えて隣に並ぶその姿を一度目に移してから「でも、アンタだってアタシが一筋縄じゃ行かないて。十分知ってるでしょ」宣戦布告でもするようにニイと口角を上げて不敵と笑い、添えた手に力を込めて扉を開いて。有触れた洋屋敷、別段取り分けて豪勢だとかそんなことは無いが二階建ての建物は普通の一軒家と比べればそれなりに広く、「一階はみんなが使える様な共有スペース、キッチンとかバスルームとかも全部一階。二階は個人部屋と仕事部屋、ゲストルームも二階。」先ずは簡単にどの方向に何が有るのかと言う事だけ説明し、両手を彼の肩に乗せれば方向を操る様に階段を上らせて、上がった先一番最初に見えた部屋は一段とペンキやら絵具やらで扉が汚れており「此処が三月兎の仕事場、勝手に入ったら駄目とは言わないけど……暫く面倒臭いから覚悟はすること。その隣が三月兎の個人部屋、一つ空いて、こっちが眠り鼠。まーあんまり使ってないのかな、お茶会のテーブルで寝てばかりだから」肩に沿える手を使っては簡易的な紹介文を添えて。そして数部屋分の空きを置いてから「此処がアタシの部屋、その横がアタシのアトリエ。部屋は別に入っても気にしないけど、仕事場の方は危ないからアタシ居る時以外は駄目。アンタ絶対怪我するもん」ワシャワシャと頭を撫でてから自身の部屋と仕事場の扉を開き。肩を竦めては「どうする?空いてる部屋なら好きな所選んで良いよ。中は一緒だから、後は場所かな」使っていない部屋を示せば取りあえず見ておいで、とその背を押して。城ほど一室一室が広い訳じゃないが、部屋の管理は眠り鼠が仕事として行ってくれている為か、城よりは遊び心の有るデザインで。ゲストルームと言うこともあり三月兎の作品や自分が作った帽子や衣類がサンプルとして飾られていて)
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