赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>帽子屋
(暴言に怒るでも食ってかかるでもなく笑ってみせる相手についつい次の悪態に詰まり、そんな間についとしなやかに伸ばされた指の先を追えばきまり悪さから早足で今し方意気揚々と出て行ったばかりの部屋に戻り。記憶が正しければ"アリス"は幼い少女だったはず。にも関わらずクローゼットの中身は自分の大きな足にピタリと合いそうな靴ばかり、不思議の国の名の通り奇妙なものだと思いつつ適当なブーツを引ったくれば慣れない靴紐をぐちゃぐちゃに結び「"ジダン"だって言ってんだろ、もう**てんのかよ」遠ざかる足音を呼び止めるために呼び名への不満を吐き捨て、新品の靴につっかえながらも相手の隣に追いついて。再び畏まった城の空気から解放されるとぐーっと伸びを、そうしてもまだかなり見上げなければいけない相手の顔を仰ぎながら「でも、兎だの何だのもどうせあの薔薇みてぇに喋ったりするんだろ?ならそんなに遊べねぇよなぁ、女王サマがまた怒るし……」と質問というより独り言のようにまだ見ぬ彼の屋敷について、そこにいるという動物について言及し。昔は野良犬や野良猫なんて格好の玩具だったけれど、この国では植物さえ虐めるなと叱られる。それらで遊ぶのは難しそうだと退屈そうにあくびをして)
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