赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>帽子屋さん
(グリフォンが部屋を出てから一通り見て回ったあと、ふかふかのベッドに寝転ぶとすぐに眠りに落ちてしまった。夢で見たのは病棟での暮らしだったけれど、あれはつい先程まで現実だったはずなのに、いま目を醒ますと広がっているのはトランプのマークと赤と白のモチーフで。どちらが夢でどちらが現実だったのか分からずに、微睡むようにぼんやりと部屋を眺めていると、扉をノックする音が数回。グリフォンが戻って来たのだろうか、とベッドから飛び降りて、とたとたと裸足の足音を鳴らしながら扉へ駆け寄り。「おかえりなさ――」そこに立っていたのは思い描いていた人物とはまるで違っていて。驚いて一歩後ずさってから、手触りの良さそうなドレスとたくさんのアクセサリーに目を奪われるように、相手の頭から足先までをゆっくりと観察して)
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