赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>グリフォン
好きであるというのは、僕にすら説明は出来ないよ。地図も無いのに君の場所へ来れたんだ__笑ってくれたね。
(振り向かずに捜し求めていたと表現するのは些か大袈裟であろうか。兎にも角にも理由や意義等有無に関わらずとも逢いたかったその人が目を白黒させる様は可愛らしくて、薔薇園で見た時の引き締まった表情とは又違う彼を垣間見た喜びから半開きで微笑み。捻りに捻られた発言には心の儘を返し、招かれるがままに隣へと歩みを進め。笑い声は夢であったのか、否確かに笑った。先程の失態が効いたかは定かでないものの、更に莞爾とした笑みを深めては言葉で感動を表すのに嘘も世辞も全くあらず。湖畔のさざ波と不器用な人物と。穏やかな空気で満ち足りた気分は「 アリス 」となってから初めて味わえた甘味であり、持っていた熟れた林檎を差し出すと「 グリフォン、君にあげるお礼にしてはささやかだろうね。お食べ、君にあげたかったんだ。」を添え。)
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