赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>トゥイードルダム
私が女王様…、もしそうなったら、きっと良い国になりますよ。
( 己の行く末の一つである可能性を提示されると暫し琥珀の瞳を一頻り瞬かせて。前方に視線を移すと、未だ蕾だった花が一気に開花するように破顔すると自画自賛ともとれる言葉を放ってみせ。その笑顔は何の妖しさも、少しの虚無と冷ややかさも見えない心からの無邪気で幼い笑みであり。先刻迄燃え盛る真っ赤な薔薇と穏やかな女性の声と、漠然とした二つのイメージしか浮かんでいなかった脳裏に違う何かが直ぐ其処まで湧き出てきて、途端ぴきりと嫌な痛みが生じるも彼の暖かい手により払拭され。其方を見遣り嬉々とした表情を見せては「 確かに、貴方の言う通りですね 」同意の言葉を告げては何時の間に眼前には高く聳えたつ城と荘厳な雰囲気を醸し出す大きい扉が。余りの凄さに彼からの紹介はするりと耳を通り抜け、間抜けに口を開け促される侭に中へと足を踏み入れて。 )
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