赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>帽子屋さん
この国にも色んな人達がいるのね。またいつか、一人一人に会ってお話してみたいわ。人って優しさだけ与えられても、腐っちゃうもの。
(空に視線を逸らせながら、考えるのは伝えられた彼らのこと。未来への期待に胸を踊らせ、明るい声音で返事を返し。アリスと言うだけで何かと良くされていると、その内驕ってしまいそうな気がして、それが一種の恐怖として心の奥に根付いており。今、会話に出ていた人達とあえば、昇華されるかも知れぬ恐怖。優しさだけでは不安なのだ、とあまりに大それた事を大きな声で言う事は出来ず、睫毛伏せ小さな吐息と共に吐き出して。繋がれた手は己のものよりも大きく、暖かな体温は頼もしくて。導かれるままに植物が生い茂る道を歩き。「本当ね。私も何とかなりそうな気がしてきたわ。」一面緑に囲まれ、葉っぱの合間から刺す細い光の線はまるで癒しそのもので。眩しいそれに目を細めつつ、知らずと唇は緩やかに弧を描いて。)
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