赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>芋虫
はい、今行きますね。
(もしや過ぎた我儘を言ってしまったのではないかとそわそわ落ち着かない心持を持て余して部屋の中をあっちへこっちへ右往左往、目に入る壁掛時計の針は不思議な力で遅延されているのではと思えるほど。けれど鼓膜を震わせるまったりしたノックの音色、それに併せて扉越しに優しい男性の声が滑り込んでくれば胸を撫で下ろし、一呼吸置いて返事をしては慌てずに真っ直ぐ扉へと。そっとノブを回して開けると外には優しい金色の眼差しがあり、心の和むまま唇に微笑を乗せ「お待ちしていました。どうぞ、入ってください」以前彼がマフィンを持ってきてくれた時のように室内へ招き入れんと。)
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