赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>赤の騎士、赤の女王
__御機嫌よう、女王陛下。遅れてしまってごめんなさい。
(初めてこの世界に訪れた時と同じように閉じられた女王陛下の間への扉、かつてこの扉をくぐった時とは違う想いを抱きながらそっとその扉が控えていたのであろう城の従者の手で開かれていくのを見届ければそっと目を伏せ、ドレスの裾を摘まむことで静かにお辞儀をし。先にたどり着いていたかの真っ赤な騎士へと柔らかな笑みと共に一度視線を向けてから中で待つ女王陛下の元へと進み出れば挨拶の言葉と共に再度礼で尊敬の意を示して。「__私の我儘で騎士様をその御役目から奪おうとしていることは、もうお耳に届けられたのかしら。アリスとしても、淑女としても酷く横暴なことをしてしまったのは分かっているの。本当に……自分勝手な子で、ごめんなさい」国の女王として君臨する彼女の仕えを個人的な思いで縛り、自らに課せられた役目さえ放棄する意志を固めてしまったことは彼女に対する裏切りに他ならないだろう。静かに視線を落としたままその不敬を詫びる言葉を告げればそっと視線を彼女へと移し「……けれど、醜い私を打ち明けてでも彼の特別になりたいと願ってしまったの。受け入れると言ってくれた彼を愛したいと思ってしまったの。__どんな対価だって覚悟できるくらい。どうか、貴方の思いを裏切ってしまう私を許して」彼女の思いを裏切ってしまうと考えても、それでも泥臭く求めたい想いをそっと言葉に乗せれば赤く彩った唇を緩め。懇願の言葉と共に胸に抱く温かな想いを柔らかな笑みとして彼女へ向ければその返事を待つようにじっと桃色に輝く瞳を見つめて)
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