赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>劉
ああわかった!もう来ない、!___そんなこと言えるわけ無いだろッ。(きん、と部屋中に響き渡るような声は痛々しいほどの震えを帯びていて、強い痛みを訴えた膝裏に反射的に目を細めて眉を寄せ。グルリと振り返れば負けじと張り上げる様に強い語尾の言い方で言い切り、振り返り涙に濡れる顔を見れば不謹慎にも、大人になろうと澄ましていた彼女よりも剥き出しに感情を伝えてくれる今の方が嬉しいと感じてしまう。外に出されかけた体を堪え、ガタン。と少し力強く華奢な体を壁に押し付けて「エイリン。お前は嫌だと言うだろうが、返事は全部お断りだ!……ッ、俺はお前が振り向いてくれるまで何度だって通う、断られたって誘いをかける。悪いが元のクニにだって帰さない、女王になることも諦めさせる!ああ、そうだ。勝手なことを言ってるさ!」今、離れてしまえば本当に避けられてしまう。そんな表面的な思考は既に消えた、有るのは本音を向けてくれた彼女に答えるための本音だけで。声を荒げるのは駄目だと、礼儀を第一に教えられたそれに反してしまう。それだってどうでもいい、下唇を噛み締め頭に上る熱を抑えなければ茹だる頭へ酸素を送り「お前がどれだけ俺の事を嫌ったって良い。絶対に振り向かせる、__分かってる!おじさんが何を言ってるんだって。それでも……エイリン、君に惚れてるんだ」一度は堪えたはずの言葉が雨のように収まる事無く次々と溢れ、年甲斐もないのに、シーンには合っていないと言うのに心臓は煩い、顔は熱い。ああ、くそ、年上らしさが欠片と出せない。被る帽子を下ろせばぐしゃりと前髪を掻きむしり)
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