赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>劉
__あぁ、わかった。大事に預からせてくれ、エイリン。君のお陰で時間を確りと守る男になれる(突如、立ち上がるその様子を見れば驚くようにそんな彼女を見上げて覗き。然し、以前預けた時計の代用だと伝えられると慈しむようにその時計を手の内へ握り。正面から覗けばまるでミラーのように姿を反射させ、角度を少し変えれば今度はぼんやりと高貴な色、紫が顔を出す。なんて素敵な時計なのだろうか。改めて感謝の言葉を述べようと顔を向ければ瞳に写ったのは年相応であり、大人びた不思議な色。正に預かる時計は彼女その物のようだと、彼女には悪いが胸に暖かな気持ちが広がってしまい。「もしも、エイリン。君がこれを返して欲しいと言うなら、俺は大人しく引き下がると約束をしよう。」時計を胸ポケットへ大切に閉じ込めてから落ち着いた声色でゆっくりと伝え、一度は飲み込むように言い止めるも結局は真っ直ぐに目を向けたまま「此処からは俺のなんて事無い世迷言として聞いてくれ。……俺はこの時計を他の誰かが持つことになるならきっと耐えられない。今だって、白兎と君の間に秘密が有ると聞いて嫉妬をしたよ」少しだけ困ったように眉を落として、先程頭の中が止まってしまったことを語り、「アリスを特別に扱ってはならないのに、__エイリン。初めてアリスの名を知ったからじゃない、君の笑顔を見た時に特別にしたいと思ってしまったんだ。赤の騎士失格な話だ」一つ一つと言葉を選び伝えるのは彼女と過ごす中で他のアリスと明確に差を持ってしまった事実、断られることも困らせてしまう事もわかっているが伝えたかったのは文字通りただの我儘で。「さあ、困る話はここまでにしよう。折角のお茶が冷めてしまう」話を区切るのは此処で彼女に避けられることを恐れるが故か、煩い心臓を誤魔化すために一度瞳を瞑りきってから息を落とし)
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