赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>劉
___ほー、こりゃ確かにウチのもんに間違いないわ。うん、うん、この質の良さは確かに確かに(パイプ煙草に片手を添えながら時折フーと長く白い息を吐き出して、示された時計を先ずは正面から真直ぐに見詰め。その時計は確かに販売したが、誰に売ったものだったかは記憶に遠く。その記憶を取り戻すために頭を傾けては見た物の結局浮かんでくる事無く曖昧にあーだのうーだの声を上げ。然しそれよりも興味を持ったのは時計の好みの一つとして目を褒めると語った言葉、そんな事を言われてしまえばと興味を持ち「褒めるような瞳ったあ、興味を持つね。どれどれ、おいちゃんに見せてごらん」先ずは先ほど懐中時計を覗いたときのように正面からジイと真直ぐに見詰め、今度はその身体を動かす様にクルリと回して光に透かした色合いを、「アァアァ、こんだけ綺麗な色だったらそりゃ褒めますわ。メアリ・アンの瞳はアメジストを思い出させる綺麗な色だ、なら……これなんて珍しい品さ」一度店内へ戻り商品陳列の中から奥の方をガサゴソと探し、取り出したのはシルバーを基調に見た目はシンプルなデザインの懐中時計。「これはね変わった作りで出来てんだ。正面から見りゃフレームは有触れたシルバーだがね、右から左から、角度をつけて見るとお嬢ちゃんの目みたいに澄んだ紫が顔を出す。秒針に使われた石もそれに合わせたアメジストだ」指先にそれを持っては角度を付ける様に時折傾けて披露を行い)
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