赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>帽子屋さん
私は平気よ、帽子屋さんや三月兎さんみたいに心配してくれる人たちがいてくれるもの。(確かに右も左も分からないような世界に突如迷い込んでしまったが、衣食住に困ることもなければこうして親切に接してくれる人たちもいる。精神病棟での変化のない日々や事務的に声を掛けてくる病院職員のことを思えば今の己は十分恵まれており、それを伝えたくて握った手に少しだけ力を加え。気付かぬ内に笑顔になっていたらしい、それを指摘され褒められると何だかくすぐったく感じて瞳を瞬かせた後、視線を彷徨わせやや下を向き。「そう、かしら。…ありがとう」しかし楽し気にしている相手の姿が見られるのは己としても嬉しく、リボンの使い道を尋ねられ一瞬本当の事を述べるか迷ったもののその笑顔から己がそれを彼に渡す時まで黙っていてくれると思える上に、その胸を張る様子はとても頼もしく見えて。「このリボンの代わりになる物を。私が三月兎さんの物を貰ってしまったから…だから彼が喜んでくれそうなリボンを探したいの」今日も己の髪を纏め上げている赤のリボンを解けない程度の力で摘んで示し、探しているリボンの用途を告げる。彼が気に入ってくれるリボンを見つけられるだろうか。相手と同様に公園内をぐるりと見渡し少し不安げな表情を浮かべながら、しかし相手へ向けた瞳には必ず見つけて渡したいという意思がしっかりと込められており)
ありがとう、そう言ってもらえて安心したわ。それじゃあ少しお返事はゆっくりになるけれど、この後も宜しくね。
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