赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>白兎
(あまり慣れない茶葉や少々様式の違うティーセットに此方が戸惑いを滲ませるたびに傍でおろおろと手を貸そうかと彷徨っていたメイドたちの手は出来るだけ借りずに用意してみた紅茶、もし渋かったりしたらと一抹の危惧を胸中に抱えていたものの相手の口から告げられたアドバイスにほっと胸に手を当てながら息をつくと表情を僅かに和らげて。同席を勧めてくれた言葉に甘え作業をしていた椅子を手に机の傍へ、お茶の席だからこそ動きやすいようリボンで纏めていた袖は一度するりと解き、ぱたぱたと数回振って具合を整えてから改めて紅茶のカップに手を伸ばすと自身の技量云々ではなく恐らく品質そのものが良いのであろう安らぐ香りに口元を緩めて。「……紅茶はもう少し練習が必要ね、同じお茶でも茉莉花茶とは全然勝手が違うもの。でもお茶菓子の方は自信があるのよ、甘いものが苦手だったら申し訳ないのだけれど……どうか感想を聞かせて?」口に含んだ紅茶は芳醇な香りと共に体のうちからほっこりと温かな安らぎを与えてくれて、まだまだ茶葉の良さを引きだせているとは言い難いそれに小さく肩を竦め。カップをソーサーに戻してから机に少々身を乗り出すと瞳は自信からか幾らか輝きを増しており、茶菓子を勧める言葉と共に期待の込めた視線を相手に送ればどこかそわそわと幼さの窺える様子で見守って)
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