赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>赤の騎士
__空を映す澄んだ水鏡。清廉で透き通っていて、私が最近お気に入りの色よ。こんな風に煌めく様を見せてくれるなら喜んで誘われてあげるわ。
(活気にあふれる出店の数々にも目を奪われたがその風景の中にひとつ、静かでそれでいて華やぐ雰囲気に浮かず溶け込む噴水を遠く視界に捉えて。そこへ誘う相手に続き賑わいの空気から一時抜け出れば空と太陽をそのまま映し切り取る水鏡、噴水の水面に己の姿を映し出せば人差し指を静かに浸し波紋を生み。己の瞳への賛辞と共に選択肢というひとつの余裕を与えた上で口にされる願いは騎士という役目故だろうか、どこか踏み切ることをせず常に此方を優先するような一種の遠慮を感じさせるもので。自分が見たいのはそんなすました相手ではなく、部屋へ訪ねてきた時のような意志を湛えた相手の瞳。水に濡れた指先を軽く振ってから輪を作ればそのまま覗くように指は己の片目に翳し、暗に相手が時を共にすることでその瞳を輝かせてくれるなら、そんな先の賛辞に応える意味も孕んだ言葉遊びを返答とし。「あら悪戯な騎士様だこと。……でも、すまし顔の騎士様より今の貴方の方が私には丁度いいわ」次第に騎士らしく固められたエスコートが崩れていく様は相手自身を窺えたようで気分がよく、追い越していった大きな背に駆け寄る勢いを殺さないまま寄り添ってみれば、そっと覗き込むようにそちらを窺いながら悪戯っぽい言葉を向けて)
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