赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>シェリー
(太陽の陽が落ちて代わりに月が顔を出したと言え、朧な灯りでは照らすと言うには心もとなく。そんな中、時折聞こえる木々のざわめきはさぞ不安を煽ったのだろう。言葉や表情にこそ現れないが、普段と比べて力のこもる腕からひしひしと伝わり、そんな不安を掻き消せればと抱える手を使いトンと背を軽く撫でて。何かを思い出したように顔を上げ、楽しそうな声色で語られる誘いを耳にすると無意識に眉間のしわを強くして渋る様な苦々しい表情で言葉を止めて、余り波長が合うとは言えない彼らの屋敷に顔を出すことがそもそも嫌なのだと子供の我儘みたいな内容を、楽しげに誘う少女にぶつける事は出来ず「……気が向いたらな」とはぐらかすのが目一杯で。トントン、と小さな背を宥める様に叩く行為を繰り返しては「女王陛下は心配性だ、…暗くなってもその姿が見えないとあればきっと心配を止める事が出来ない筈だ。__だから、こんなにも暗くなるまで屋敷に戻らなかったとなれば小言が続くな」言い聞かせるのは少しだけ膨張した内容で、「だから、戻れば先ず遅くなったことを詫びて怪我が無い事を教えてやれ。」いいな、と確認を取る様に肩を揺らしては顔を上げさせ、その顔を覗く様に目を向けて)
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