赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
|
通報 |
>三月兎さん
そうね、もう迷わずに辿り着けると思う。(方向感覚が正常で良かったとこれ程までに強く感じたことがあっただろうか。道中様々な物に気を取られながらも辿り着けたのは運の要素も強かっただろうが、しかし様々な物を見てきたおかげでこの場所までの道の特徴はすっかり頭に入っており。自信を含ませた表情で頷いては同じように紅茶に口を付け、薔薇の香りと紅茶の風味を楽しみ。何時でも此処に、と思いもよらぬ言葉を掛けられ「是非またお邪魔したいわ。こんなに素敵な所なんだもの」カップを置くのも忘れて頷き、改めて周囲を見渡す。静かに揺れる木々や立派なお屋敷、庭園の中に並べられたお茶とお菓子、そして並べられた椅子には優雅にカップを傾ける三月兎。そんな風に言われてしまっては本当に何度も通ってしまいそうになる光景をぐるりと目に焼き付け。次いで尋ねられた質問に緩やかな動作で首を少し傾けてはそこに混ぜられたからかいにも気付かずに「お城の中ではあまり多くの人に会えていないけれど…このジャムを作ってくれた人はとても親切だったわ。心配してくれてありがとう」女王様をはじめとするお城の人たちとは殆ど顔を合わせる機会がなく、けれど未だ手に持つカップの中に落とされたジャムが視界に入ると首を振り。「此処に…?とっても素敵なお誘いね。だけど女王様に叱られないかしら。__でも、そうね。帽子屋さんには一度ご挨拶したいと思ってるの」流石にこれは冗談を言っているのだろうと思いつつ、しかしそれが叶えば毎日この風景に囲まれて過ごせるのだとその様子を想像しては、ほうとため息を付いて。話題が己の元いた世界のことへと移れば思い出を探るように斜め上へと視線を向けながら口を開き)この世界よりもずっと人で溢れ返っていて、自然も不思議なことも少ないところよ。__だけど綺麗なものも沢山あるの。夕日に輝く海や、空気の綺麗な所で見る冬の星空。
| トピック検索 |