赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
|
通報 |
>三月兎さん
(まるで心を読まれたかのようなタイミングで出店の存在を知らされ驚きに目を見開くのと同時に、何か勘違いをされていることに気付く。「ありがとう、そうする。公園にも、今度行ってみるわ。…だけどこのリボンはとても素敵で私好みよ」深紅のリボンを気に入っていないなんてことがある訳もなく、けれどまさか彼へのお返しを探す為に行きたいと本人に言える筈もない。その場所へ足を運ぶことには肯定しつつも、手は結んだ赤を大事そうに優しく撫でつけて。今度出店を見に行こう、彼が気に入る物を手に入れられると良いけれど。そう決意していたところ、告げられたのは彼の名と職業。「三月兎、さん」ぽつりと繰り返したその名は不思議と胸にすとんと落ち着き、自分でも気づかない内、ほんの僅かに口元は緩んで。そうしていればお屋敷へのお誘いを受け、突然のことに驚きはしたものの断る理由など何処にもなく。「行きたい…!お願いしても良い?」声も心なしか弾み、どんなに素敵な所だろうと想像を膨らませる。迷うことなく同じ方向へ足を向け「赤が好きなのね。…そうなの、少しだけ。この薔薇には負けてしまうけれど」アリス、と呼ばれたことで一瞬反応が遅れたものの、結った髪の毛先を一房摘んで頷く。そうして視線を逸して首を少しだけ傾けて考えた後「私、此処ではアリスと呼ばれるみたいだけれど、本当はクレアというの。クレア・コールフィールドよ」先程彼が名乗ってくれたのだから、自身も名乗らなければ失礼に当たるかもしれない。呼んで貰えるとは限らない上に覚えて貰えるかも分からないが、名乗るだけならと本名を伝え、母がよくそうしていたようにスカートの裾を摘んで見せ)
| トピック検索 |