赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>芋虫
こんにちはキャタピラー、本好きの知恵の人。至福の時間を邪魔してしまうのは心苦しいけれど…僕も君に逢えて嬉しいよ。
(見事な目尻の皺は殊更彼のひととなりを饒舌に語っているようだ。つられて表情は解れ、あってまだ二日目であるにも関わらず親しい教師の側に居るような気さえしてしまうのは図書館の魔法だろうか。挨拶と共にかぶっていた帽子を取り、そっと身体寄せて瞳に瞳を合わせ。紳士はまるで図書館の主、本を読んでいるのが一番の楽しみだろうに己を優先してくれるという気遣いに精一杯応えるべく本心を返して。「 __君が訊いてくれた事を、順番に伝えても良いかい。先ず僕の名前はヴィンセント、ヴィンセント・カーター。」眼鏡の縁がきらりと光るのも知性の証だろうかと視線を奪われてしまうのが妙なところ。親しみを込めて先生と呼んでしまおうか、少年の顔で小さな出来心を止めずに「キャタピラー先生、僕に教えて。誰かを笑顔にする方法を。笑って欲しい人がいるんだ、変な願いだと笑うかもしれないけれど。」無論彼が知りたがっていた英国の話を披露するつもりは変わらずに、五感と心で例え如何なる難しい教えがあったとて落とさずにいようとする姿勢から前のめりになっており。)
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