赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>テファン
(素直な言葉で送られる愛とは擽ったく、照れくさく、それでいて温かい気持ちになるのだ。己に甘え、ベッタリとくっ付く彼は決して女性ではない。どれ程愛らしいと言葉を重ねようと詰まる所は男性である、年齢とて兄弟というにしても離れすぎたこの子に大好きと言われて己が抱いているのは決して家族愛じゃない事に気が付いた。途端、罪悪感が募る様にいっそ自覚をしない方が良かったかもしれないとふっくらと柔らかい頬に触れたい気持ちもサラサラと指通りの良い髪を撫でるのも、今までは疑似的な父親のような気持ちだと言い聞かせていたが。どうやら、それは間違いだったらしい。離れてしまった距離を詰めれば先の空気を無くそうとする彼の思いやりなんて耳に届かずに、背丈を揃える為少しだけ屈ませ口付けを。触れさせるだけの一瞬、遠慮がちなそれだが「___悪いな、俺の好きはきっとお前の好きと違ェ」唇に余韻と残る暖かさを感じながら屈めた体を再び伸ばして。風船をフワリフワリと漂わせながら歩き回る様は冬の外を歩く子犬宛ら、何と愛嬌の有る事だろうか。"嗚呼、"と夢中になる彼へ相槌を送ってから急かすような言葉に顎を引き、「食いたいやつ、もってこいヨ」つないだ手を一度離すようにスルリと抜けてから、己もまた今日は彼が一緒だと言う事を利用するようにポンポンと幾つも好きなのを腕の中に持ち)
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