赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>テファン
(まるで呼び笛でも使ったように声を張れば勢いを持った姿が現れて、息を付く間に目の前までやって来るとこんなにも喜ぶならもっと早くに色々連れて行ってやれば良かったと罪悪感をヒシヒシと胸に作り上げて、繋がる様に絡まる腕とて嫌な気分に等なるはずも無く既に触れ合い自体を自然な事と受け止めながら歩みを続けて、次々と繰り返される質問を聞けば元来の喋り下手が顔を覗かせてしまい続く言葉を鋏む間を見つけられずに口を開いてはハク、とまた閉じると言う情けない行動を繰り返し。漸く自身が喋る間合いを見つけると「俺のお気に入りで良いんだろ、……一番好きな場所。」今から連れて行く場所は確かにお気に入りだが誰かに紹介したことなんて無く、だからこそ彼が喜んでくれるかどうかの不安を少しだけ胸に抱きつつ伺う様にチラリと彼へ目を向けて。遠慮がちな眼差しは早々と視線を前方を見る様に逸らしてしまい、付け足された可愛らしい強請りごとにも「お前がそうしたいなら、好きなだけ一緒にいりゃ良い」自己卑下精神が人よりも高いせいで、こんな風に誰かに己の時間を欲されたことなんて有る訳が無く。素直に答えることが出来なければ不器用なりの承諾を、遊園地を抜けて時折風の音が耳に心地よい森の中に入ると「そこの道、真直ぐ行けば双子の家」寝起きに彼が双子と遊んだことを教えられたからか道中の話題として伝えてから「綿菓子も薄情だよなァ、折角お前と遊園地巡るの楽しみにしてたのにヨ」自由な片手をヒラヒラと力抜いて揺らしては意地悪をわざと送り)
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