赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>フラミンゴ
(事の真相はどうなんだろう、ただそればかりが気になっていたのたが、彼が今までにないくらい張った声で否定するものだから堪らずクハ、と笑いを漏らして。誰彼構わず抱いてしまう傾向にある自分は、ドードー鳥を責める言葉なんて思いつきもしないが、かと言ってフラミンゴの真面目な考えを否定する気持ちも更々無く。「んー、わかったよ。フラミンゴのお兄さんは一途ってコトな?」さっきまで掴んでいた肩を労わるようにポンポンと撫でながら、相手の言い分は確り心に留めた旨を伝え。彼の細い指先が、頬を撫でていく。彼らの家に来る途中、頭を優しく撫でられたあの時と同じ安らぎを感じれば、性欲塗れのギラついた心が浄化されていくような気さえしてきて。「…父さん、って…こんな感じなのかな」相手の声より小さく、細い声で呟いたのは、本当の父親が記憶にもう殆ど残っていない不安の表れ。不確かな、それでいて大地のように優しい記憶の中の父親と、相手とを重ねてしまえば下心なんて何処かに飛んで行ってしまった。「くっそ。俺のヤル気返せよー」そう言いながらも、この生温い空気も嫌じゃない、寧ろ居心地良さそう頬を相手の掌に擦り付けて戯れる己の顔は、いつもよりあどけないものになっていて)
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