2017-01-19 03:00:18 |
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/ やられた側 。
── ッ!?
( 日が暮れ始め、辺りが暗くなって来た頃のこと。質屋で要らない物を幾つか売り、足早に店を出て帰ろうとしたその瞬間にはもう何人かの輩に囲まれてしまっていた。なるべく人目を避けていたのにも関わらず己の不注意で巻き込まれてしまったこの状況、なんとか逃げなければと絡んで来る輩を横目に足を一歩踏み出せば、それに気付いた一人が己の左足の脛を蹴り上げてきた。その衝撃と痛みで走る事は疎か立つ事も出来なくなり、元々苛立っていた輩になす術もなく好きほう題にされ、ただこの時間が過ぎるのを待って居ると段々近付いて来る鈴の音と人の足音。嗚呼..また輩が増えたのかと、憂鬱な気持ちを抱き相手が喋る声に耳を傾けたその声は己を罵る言葉ではなく庇う声で、己は漸く相手に見られていると気付き顔を上げ一瞬だけ目が合う。だけどこんな無様な姿を他人に見られ、更には助けられてしまうなんてそんなのは御免だと残っている力を振り絞り、再び逃げようとしてみたが思っていた以上に傷が酷く、己は鈍い声を発し冷たい地面へと倒れ込む。意識が薄れて行く中、最後に見た景色は庇ってくれた相手の鋭くも綺麗な瞳でその後、どうなったのか分からないまま夢の中へ落ちて )
久しぶり過ぎて本当、自信がない。俺には向いてない気がしてならない..
折角、清のいいロルがあるのに俺で台無しにしてるな。( 眉下げ )
/ 虫とり 。
『 もしもし?今、何してんの?暇ならちょっと外に出て来いよ。○○で待ってるから 』
_あ、おい..勝手に話を進め ─
( ある日の深夜、大学の時に仲良くなった友人から急に電話が来たと思ったら一方的な言葉を残され、俺は仕方が無く今から友人が待っている場所へと向かう事に。深夜だからなのか結構着込んだのにも関わらず何時もより外の空気が肌寒く感じられる中、指定された場所に足を運ぶと俺の知っている友人が何人かそこに待っていた。恐らく俺と同じように呼ばれたんだろうと同情する気持ちと気が進まないと言った足取りで友人と合流し、呼んだ張本人を待っていれば遠くから何やら変な物体がこちらへ向かって手を振るのが見える。気付きたくなくて目を逸らすけれど、それでもお構い無しに突っ込んで来たのは紛れもなく呼んだ張本人。そいつが手にしていたのは何故だか虫あみと虫取りカゴ..この一瞬で俺は察した。今から虫とりをする気だと。まぁ、良くもこんな深夜にしかも友人まで巻き込んでと、どんどんやる気が下がって行くのも相手には伝わらなくて結局は虫とりをしてそろそろ帰ろうかと話をしていた時 ─ )
『 なぁなぁ、カブトムシ捕まえた! 』
( 上記に加えて凄いだろと、自慢げに駆け寄って来る馬鹿な虫とり張本人が持っていたのはカブトムシではなく、誰もが嫌う黒光りするGで.. 疲れて帰ろうとしていた俺を含めた友人が叫ぶ )
_てめェ、ふざけんなよ!こっちくんな!
こうして深夜の虫とりは終わった。
二度と彼奴の電話には出るのはよそうと、周りの友人と仲良くなった。
もはやコレは事件だったと思う。
どうしたら間違えられるのか、そして良くあんな早いヤツを捕まえたなと、
予測不能な彼奴の動きが、恐ろしい..
誰も見てね-とは思うけど練習相手が欲しい。
上のロルの様にこんな下手くそでも良いって奴が居たら少しでも良いから練習をさせてくれ、
まだ感覚が戻らね-..
一人で二役はキツいけど、練習すっかな..
設定は 吸血鬼 × 幼馴染 。
小さい頃から仲良しだった二人だけど、その片方が吸血鬼。血を飲まないと力が出ない。しかし年々、吸血鬼の血が薄れてったので人を襲う事はなくて吸血行為だけが残ったような感じ。
要は、見た目も中身もさほど普通の人間と変わらない吸血鬼。
/ 光孝 ( 吸血鬼 )
_..はぁ、やっぱり血が落ち着くな。
( 一緒に暮らし始めてまだ三ヶ月ちょっと。引越しをしたり就活をしたりと何だかんだ言って忙しかった俺等は、漸くのんびりとした生活を送れるようになりつつあり、色々な疲れと安堵から俺は買ったばかりの二人掛けのソファにドカッと腰を下ろしてジュース感覚で献血パックを手に取り飲み始め )
/ 俊之 ( 幼馴染 )
_なぁ、ソレ..毎日飲んでるけど、美味いの?
( 部屋に篭もりまだ残っていた段ボール箱を開けていると、リビングの方から相手の寛ぐ声が薄ら聞こえて来るので一度手を止めれば、何をしてるのだろうかと気になりながら相手の元へゆっくり歩いて行き。 もう自分の分は終わったのだろうか、ソファに居る相手に目線を遣り後ろから顔を覗かせ上記を述べてみて )
/ 光孝
_うぉ、吃驚した..。そりゃね、俊之のご飯を食べるって感覚と同じかな。
( まだ片付けは終わらないだろうと油断して寛いでいた所、相手が後ろから急に顔を出すもんで飲んでいた血を吹き出しそうになりながら口元を拭い、まだ見慣れないと言うように首傾げる相手に何と言ったら良いのか考えてから上記を答え。 普通の人間なら献血パックなんて見慣れるはずもないかと、自己完結させようとした時、相手の言う言葉に耳を疑う )
/ 俊之
_前々から思ってたんだけどさ、ソレ嫌なんだけど。
( 一緒に暮らす前は自分の首元や腕から血を飲んでいた相手が、急に飲み出した献血パック..そんなにその血の方が美味しいのかと疑問に思ったけれど、そういう理由でも無さそうな相手の反応にムカつき献血パックを指差して思っていた事を口にしてしまった。 後ろに居るのもなんだからと相手が座るソファの隣に自分も座り、なんて言うのか少し様子を伺い見て )
/ 光孝
_..もしかして、献血パックに嫉妬してる?
( 長いこと血を貰ったり、一緒に遊んだりしているからなのか分からないけれど、こんなにも何かにムキになる相手の態度が不思議なのと、その原因は何なのだろうかと指を差された方を見てみて。もしかして?とは思うけどまさか献血パックに嫉妬はしないだろう、そう思い冗談混じり軽く笑いながらそのまま尋ねてみると )
/ 俊之
──ばっ、馬鹿じゃね-の!?誰が献血パックに嫉妬なんかするかよ。
( 嫉妬なんかしてない。血を飲んでるのは前々から知ってるし飲まないと力が出なくて動けなくなるのも分かってる、分かってるけど何だか最近は避けられているような、そんな感じがしていてソレが嫌だったけ。気を遣ってるならそれも辞めて欲しいし、何よりなんだか寂しい..とは言えず相手から目を逸らし嘘を吐いて )
吸血鬼の献血パックに嫉妬する幼馴染の恋人を妄想したかっただけ。あまりと言うか一度も見た事がないシチュ、
誰かやってたら絶対に見たい。
待て待て待て、俺の脳ミソど-した。
バイオの続きを見てたら前にミイラとかも良いなと思ってたのを思い出し、更にはそのミイラが『 待って、包帯を剥がさないで.. 』という台詞が頭の中に流れ込んで来た。
あざといミイラとか絶対に居ないからな。
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