" 奇病 " 病院

>ミハイル先生

タイム測るんすか～？そういうの、燃えるっすね。
(相手のいる場所へ向かって跳ねたり駆けたり。そうやって近付くごとに、カウントする声が明瞭に耳へと届けば勝気な笑み浮かべ。タイムトライアルの緊張感に身体を竦ませるでもなく、いつも以上に身軽な足取りで庭園を抜けて。出たところで手や泥の付いた足裏など洗浄消毒で身を清めては、さほど意味もなく「よしっ！」と気合い入れて、二回へと続く階段をぴょんぴょんと走って行き。しかし階段を走って移動するのはさすがに体力の消耗が激しく、相手の元へ辿り着いたときにはすでにふらふらの貧血状態で。「ふあー…天使様が見える、のは幻覚っすかね？」壁際の手摺りにへろへろと身体を預けた体勢で相手を見れば、きらきら光を透過する柔らかな金髪、それに湖面のような澄み渡る青い瞳……絵本に描かれている天使が目の前にいるという錯覚に陥り、寝惚けたようなことを口走り)


>雪香

ハトにしては、ちょっとデカイだろ？
(相手が近くまで来れば距離が縮まったことを嬉しそうにしながら餌やりを再開し。「こいつの羽、すべすべしてて撫で心地良いんだぜ〜！」パンくずに夢中になっているカラスの頭を撫でればへらりと表情緩めて「雪香も撫でてみない？」と聞いてみて)