" 奇病 " 病院

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(ガラス張りの院内庭園へ、裸足のままで踏み入って行く。箱庭のようなその空間には濃密な緑葉が生い茂り、鼻先をくすぐる湿った土の匂いが心地良い。風が吹き抜け木々の枝が揺れるたび、穏やかな陽射しを反射して木の葉がきらきらと光る。ぽつりぽつり間を空けて大理石の敷石が配置されており、まるで道しるべのようだ。軽やかな足取りでぴょんと跳ねて渡った先、やがて背の高い大樹のもとへ辿り着く。澄んだ青空を仰いでは「おーい、ご飯持って来たぞー！」と大きな声を張り上げて。その声に反応して空から舞い降りて来たのは一羽の白いカラス。ちょこんと大人しく地面に佇むカラスの頭を嬉しそうな笑み浮かべ撫でた後、その場にしゃがみ込み、袋に入ったパンを懐から取り出し。小さく千切って欠片を嘴の先へと持っていき手ずからパンを食べさせて)


( / ご許可頂きありがとうございます。庭園の描写が書きたくて長々とした絡み文になりましたが、以後短くすることも可能ですのでお気軽に絡んで頂ければ幸いです。皆様よろしくお願いいたします。 )